隠れ里の花嫁(2)

さて、漫画に話を戻しましょう。梅花ハンペンを持った亜紀子さんは、山頂から海を眺めた後、このあたり(?)で深い霧に包まれて道が分からなくなります。そして平家の落ち武者に拉致されてしまいます。(写真をクリックして、漫画の絵像と写真を比べてみてください)
山頂の眺めは、このあたり??? と言うことは、僕らと逆ルートの亜紀子さんは、僕らが今通ったところあたりで霧に包まれちゃうのでしょう。
きっと西岸氏は綿密に何度もリサーチをしているようですから、この同じ場所から見下ろす鎌倉の街の美しさを実感したのでしょう。と同時に多くの方が、不便を省みずこの山頂付近に邸宅を構えています。

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完全舗装で非常に楽な亀が谷坂切り通し、悪路とはいえまったく問題のなかった化粧坂切り通しに比べ、この大仏切り通しは急斜面が多いです。前日までの雨でかなり滑りやすいし、ここでしりもちでもつこうものなら帰りに電車に乗れる状況でなくなる可能性すら生じてきます。

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それでもそんな中前方から犬の散歩なのでしょうか?3人の小学校3,4年生くらいの子どもが犬を一匹ずつ連れて僕らとすれ違います。
をぉ!これで迷わないですね! そう思ったあなたは、かなりの「鎌倉ものがたり」通で、しかも民俗学に精通しているお方と見ました(笑)・・・・あっ、意味がわからない方はメッセージをください(ネタばれになっちゃうんで・・・・)
僕らはここから佐助稲荷に向かいましたが、この道は凄かった。一般のハイキングコースの域を逸脱した急坂でした。途中に鎖場や手すりがあり、それをつかまってないと下りられないような場所です。といっても坂が急なだけで危険な場所ではなく、せいぜい滑ってもしりもちをつく程度なのですが、前述のようにそんなことしたら電車に乗れなくなってしまうほど、路面はグジャグジャです。

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お稲荷さんは霊験あらたかとか言います。古くから多くの人が祠(ほこら)やキツネの置物を寄贈したのか数多くの祠(ほこら)が苔むして初夏の山中を彩っています。小さな神社で、社が一つ、社務所が一つ、そして謂れが書かれた看板一枚でした。しかし、稲荷神社の特徴でもある参道には何百本の赤い稲荷寄進の旗と赤い鳥居が並んでしました。

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テーマ : おうち、おでかけ、暮らしの本+++++
ジャンル : 本・雑誌

隠れ里の花嫁(1)

ここ1,2年の昭和レトロヴームの立役者、「三丁目の夕日」の西岸良平氏が、鎌倉を舞台に活躍するミステリー作家一色正和氏の活躍を描いた「鎌倉ものがたり」。個人的にはこちらの作品の方が好きなんですが・・・・(笑)。そんな「鎌倉物語」が書き始められてから25周年を記念して、出版元の双葉社と江ノ電等が主催したスタンプラリーが行われているということで、久々のお休みを鎌倉で過ごしてみました。

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ご存知のない方もいらっしゃるでしょうから少し説明をさせて頂きますと、この「鎌倉ものがたり」は主人公一色氏が依頼を受けた難事件を、持ち前の推理力や頭脳を駆使して解決する探偵者の話なのですが、そこは魑魅魍魎(ちみもうりょう)・百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)の世界の鎌倉(笑)。出演者は妖怪や怨霊、はたまた宇宙人など何でもあり?、と言う世界と、三丁目の夕日の絵や内容に代表される西岸氏独特のワールドで、それを楽しく語りあげていきます。

そのような「鎌倉ものがたり」の各シーンを追いかけながら鎌倉を歩くのもオツなものかな? と各コミックス(現在25巻が発売されています)の中の話の場面を見ながら鎌倉ハイキングをして見たいと思います。

今日はその第1回目。第1巻の中の「隠れ里の花嫁」に注目してみます。
新婚の一色亜紀子さんは、ご主人の一色正和さんが、原稿締め切りに追われて相手にしてくれないのが少し不満。長谷の自宅から建長寺までハイキングに一人で出かけます。行きがけに世話になった奥山寺のご住職に梅花ハンペンを届けるようにいわれ、家を出たのですが・・・・。
この舞台は、大仏切り通しから源氏山公園を抜けて建長寺に下る亀が谷坂切り通しです。しかしながら、スタンプラリーや午後の予定もあるので僕らは逆に亀が谷坂切り通しから上がって長谷に向かうことにしました。JR東海道線で藤沢についた僕らは、「のりおりくん」という江ノ電の1日乗車券を購入し、藤沢、稲村ガ崎でスタンプを押して、鎌倉に到着。再度JRに乗り換えて、北鎌倉に向かいます。
鎌倉五山が集積している北鎌倉は多くの観光客でごった返しております。そのなかをまず松花堂により「あがり羊羹」を購入。午後に行くMocaさんへのお土産です。そしてそれだけではなく、この「隠れ里の花嫁」にはこのアイテムは大きな意味を持ちます(笑)

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この松花堂は小さなお店ですが、女将さんは一本の羊羹を買っていく僕らのようなお客にも心からのおもてなしをしてくれる方でした。朝から気分よくウォーキング開始。
道を引き返し、再度北鎌倉の駅前を通り、長寿寺を目指します。途中なんともいえない喫茶店。表の看板の文字は新しくまだ現役を醸し出してはいるものの、建物自身は少し年季が入っています。こうしたお店は結構コーヒーが旨いのかもしれないと思いましたが、入るすべなく、今回は諦め。

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程よく亀が谷坂の切り通しの入り口です。しかし、今日は暑い・・・・。
仁治元(1240)年、三代執権北条泰時が整備したといわれます。山ノ内側から坂を越え、今小路に抜ける道で、別名、亀返坂(急坂のため亀も引き返した、ひっくり返った)ともいわれます。
が、その後整備を重ねたせいか差ほど急坂でもありません。そして、谷戸を渡る風がこの日が猛暑であることを忘れるほどに心地よいものです。
ちょうど切り通しの嶺付近は日蓮宗の宗教家の田中智学氏の邸宅から川端康成氏が千羽鶴を書いたといわれている旅館香風園を経て現在は高級マンションになっていますが、その歴史を思わせるような立派な石の門がそびえています。

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薬王寺を過ぎ、JR横須賀線のガードをくぐりハイム源氏山の住宅街を抜けると、急に道がなくなり・・・・、いや、なくなったわけではなく舗装道が一辺に山道(ハイキングコース)になってしまいます。余りにも潔い変化に驚きと共に、鎌倉の高級住宅地観念に驚かせられます。ここが化粧坂切り通しと呼ばれるところです。この名の謂われについては諸説紛々ですが、討ち取った首を検証したとか、このあたりに化粧をした娼婦がいたとかが有力視されています。登り詰めたところは源氏山公園です。

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テーマ : 旅日記
ジャンル : 旅行

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