鬼と於爾

むか~し、むか~し。そのむかし。
この大倭日本の国を治めていたのは
決して争いはしないと誓った、まさに、和を以て貴しとなす。
そんな一族たちでした。

そこへ、南の方からやってきた一族が
この島を俺たちに譲れ
さもなければ、血を見ることになるぞ!と脅したのです。

話し合いで収まるような相手でもなく
この大倭日本の国を治めていた一族は、政権交代を受け入れたのでした。
相手の血も、自分たちの血も流すことのない決断。
それしか無かったのです。

ただ、いつの日か
この国をもう一度わたしたちに返してくれるようにと頼みました。
南からやって来た一族は承諾しました。

そして、いつになったら返してくれるか?と問えば
炒り豆から芽が出た時にと答えたのです。

炒った豆から、芽が出る筈もないのです。

それから、元々この国を治めていた一族は
日の陰、山の陰、森の奥へと追いやられ
いつの日か彼らは「鬼」と呼ばれるようになりました。

それから毎年、年の節目になると

 「鬼は外、福は内」と叫んでは
ほーれ、まだ炒り豆からは芽が出ていないぞ
お前たちの番はまだだぞ、と
鬼たちに炒り豆をぶつけて追い出すのでした。

なぜ、節目の節分に行うのかと言えば
新しい節目は流れが変わりやすいからです。
なので、流れが変わらないようにと、この日に鬼を追い出します。

そういった事を知っている鬼に纏わる一族や地域は現存しており
この時期になると

 「鬼も内、福も内」と叫ぶのです。

しかし、全国の日本人のほとんどはそんな事を知らないので
 「鬼は外」と叫びます。
凄い事ですよ、日本中のほとんどがその言霊を発するのですから
まさにそれは、呪術なのです。

そろそろ、争いよりも、和を以て貴しとなす一族に
この大倭日本の国を返してもらっていい頃だと思います。

我が家では毎年 「鬼も内 福も内」と叫んでいます。

鬼も福も、みんな仲良しが一番いいのです。

宝船 一華
2015年2月3日 ·

古今東西、悪魔(邪気)から身を守りたい気持ちは共通だ。
クリスマスも節分も季節の変わり目、その時にヒイラギを飾るのはその証拠。

しかし、悪ではない自分との意見を相違する人や異民族を排他するために、相手を悪と呼ぶとしたらまったくけしからん話。
上記の話は遠い昔この日本の政権交代の話。敗れた民族は鬼とか手長足長と呼ばれる人に迷惑をかける妖怪として排除致し方なしと、モモタロウの昔話のように語り伝えられる。

そもそも中国の思想「鬼(き)=悪魔(邪気)」と日本の「於爾」は違う。
於爾とは、物に隠れて顕(あらわ)れることを嫌うことから「穏(おに)」であって、不安や疑心のようにまさに心の中でムクムクと湧き上がるもの。
他人を貶めようとか、騙そうとか、また逆に被害妄想を抱いてしまったりというのが「於(atとかin)」「爾(しかり)」つまり自分の弱き心を省みることを言っているのだろう。

自由の国アメリカは、自らの利益だけを考え隣人の困窮に耳をふさいだ。アメリカンドリームは死んだ。
同時に日本も同様だろう。少しでも保守的なグループに異論を呈し反省を求めようとすれば「自虐史観」と言う。
また、アメリカ軍が沖縄から撤退すれば中国が攻めてくるという。そんな不安に苛まされて弱者のための福祉政策は切り捨てても、防衛費や米軍関係費を増やす。
それこそ鬼(於爾)だ。
国も個人も於爾にとっては一緒だ。個人に住み着けば伝染病のように不安を助長させればいい、諍いを起こす気持ちをばらまけばいい。思惑通り蔓延してしまっている。

20170203-01

節分、僕はクリスチャンなので豆まきはしないが、季節の変わる時に、神様に「イエスに与えた『荒野の誘惑』にあわさないでください」と祈ろう。鬼(悪魔)の誘惑に陥って於爾になってしまわないように。
宝船 一華 さんの仰る 社会の多様性のない「鬼は外」は「鬼も内」に、そして「鬼は外」と言ってしまう我が狭き心に住み着いた「於爾は外」と追い出そう、省みよう。世界終末時計はトランプ氏が大統領になったことで11時57分30秒になったという。でも、みなで於爾を追い出せば、まだ戻せる。
教会では往々にして夏に歌われる讃美歌「幾千万の母たちの」 特に4番の歌詞を心に刻み。http://yassan71.web.fc2.com/yassan.files/hym.files/hym399.files/hym372.htm

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