1月26日のパトビラ(№963- 求めるべきは正しい生活保護の在り方! -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。


古くは小泉氏、そして昨年はトランプ氏や小池都知事が、旧体質の大きな力に戦いを挑むときに、大きな悪の組織と戦かう小さな正義の味方、と声を上げる、いわゆる『劇場型』の戦いをして、その分かりやすさで国民の同意を得ました。
今回の小田原市のジャンパー事件もその手の批判報道が多かったように思えます。 大きな悪の組織と見立てられた小田原市福祉課に攻撃をすることで多くの国民は溜飲を下げたと思います。
ですが、例えば皆さんの中にも恩恵にあずかった医療単給。通常は、まず市役所に申請を出して、承認を得てから医者に行けますが、僕らを通して申請前に医者に行ける形を小田原市はとってくれています。それは痛みや苦痛を少しでも早く取り除くという考慮からの裁量です。こんな政策をとってくれているところは多くはありません。小田原市職員は僕らの目には他市町村福祉行政に比べても平均点以上の働きをしています。
しかし、あのジャンパーの内容は先週のビラの通り誰がどう見ても間違っています。間違いは間違いとしてきちんと声をあげなければなりません。ですから私たちは裏面のような抗議文を小田原市長に渡しました。
それでも、大切なのは攻撃するだけではなく、正しい生活保護の在り方です。明日の住みよい町づくりです。猛省をしてもらった上では。市役所職員と今後も力を合わせていければと思います。


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抗 議 書
2017年1月23日
小田原市長 加藤憲一 殿
小田原交流パトロール
私たちは1995年より小田原市内の野宿を余儀なくされる仲間の支援をしている市民グループで、「小田原交流パトロール」と申します。
2007年に生活支援課で作成され、庁内、及び生活保護受給者訪問時に着用していたジャンパーの文言が差別的で、生活保護受給者を蔑視する内容であると、小田原市として、謝罪し、処分を行ったことを報道で知りました。あわせて小田原市ホームページ生活保護制度の説明文に関しても申請権の侵害を招く恐れが高いとの指摘があり、文面の変更がなされました。
私たちは、この事態に対して本市の最高責任者としての貴職がどのようなリーダシップを発揮し、信頼回復に努めるかが強く求められていると考えます。
生存権を保障する生活保護制度は最後のセーフティネットであり、その基盤は憲法25条を具現化するものです。加藤市長はそれ故に「いのちを大切にする小田原・ケアタウン推進事業」を推し進められているのではないのでしょうか。
そうした施策とは真逆の今回の事件に関して、市民として大きな衝撃を受けています。また、野宿を余儀なくされる仲間の支援をしている市民グループとして、この事態をきづかずに過ごしてきた責任を痛感しております。
刃物をもった相談者による事件があったことが契機、「仕事がきつく、職員の士気を高めたかった。」という市側のコメントに、東京都のケースワーカーの方も『身内である他部署に対して“俺たちをなめないでくれ”っていう思いが本当にあるんだと思う』(東京スポーツ紙より抜粋引用)と、忙しい割に働きが認めず報われにくい部署である思いを代弁しているように思います。そのような職場環境が今回の件の背景にあるのではないでしょうか。
このジャンパーは仲間内で私費での購入と言う形のため上層部には伝わりにくかったという側面もあるとは思いますが、10年間市庁舎内で着て歩く姿を見た他部署職員が「おっ、お揃いで何を着ているんだ」と言う関心ももたずに、その内容を聞くことなしに過ごした、役所内の意思疎通のなさにも驚きを覚えます。市役所全体が、自分の仕事が忙しすぎるために、他の仕事に関心を持てないようになっている、このような職場環境が今回の件が10年間見逃された原因ではないでしょうか。
既にジャンパーの廃棄と謝罪が出されたことに私たちは一定の理解をしています。しかし、生活支援課の職場環境(仕事内容や量と専門性)の改善がなければ根本的な解決にならないと思います。生活支援課の職員、およびケースワーカーの増員を強く要望します。そのことで、福祉行政を重視して行く姿勢を具体的に示してもらいたいと思います。
今回の事件を通して明日の小田原市を考える時に、しなくてならないのは正しい生活保護行政への理解と社会保障政策の推進です。今までも野宿を余儀なくされる仲間の支援をする市民グループとして市と連携してまいりました。今後も積極的に協力して行く所存です。貴職の日ごろの主張である、「市民と行政の協働を育てる」意味でも、今回の事件を機に、市民と行政を含めた開かれた討議の場の設置を要望します。あらゆる市民が安心して暮らせる社会保障政策はどうあるべきか、誰も排除しない温もりある地域社会の実現のための具体的な政策とあわせて市役所内の職場環境の改善を実現して頂けますようお願い申し上げます。


今回のこの事件で小田原に住む僕らは何を一番に考えなければいけないのか?
それは明日の正しき(=誰ものHQOL(ハイクオリティオブライフ)な)生活をどう作り上げるか? という事だと思います。
過去のジャンパー問題の問題点をつらつらと語るよりは、市民である僕らは猛省をした行政マンとよりよい小田原をともに作り上げていくことのみに専念すべきと判断しました。
そもそも小田原だけではなく、福祉課に配属になると他部署の職員から憐みの目で『大変なところに廻されちゃったな』と同情とも侮蔑とも取れる言い方をされる職場環境はどのようなものでしょう? 配属と言う自分の意志では変えることのできない物に対してなぜ『いじめ』のような憐みの目が存在しちゃうのでしょう?
しかし、他職員こそ抗議されるべき存在なのに・・・、焦点は福祉課に向くこととはなんなのでしょうか?いわれなき差別を受けて、差別などしていないとうそぶかれたり、差別を受けるお前らが悪いというのがまかり通るのならそれが間違いだと僕は思います。
もちろん何度も言うようにだからと言ってノーサイドとはいかない問題でしょう。少なくともあの言葉は自分たちのいわれなき偏見の屈辱のフラストレーションを抱いたとすれば他人に同じ屈辱を与えてはいけない事でしょう。でもそれは僕らがやらなくても誰かがやってくれる話。
明日の小田原を作ろうという問題は、人道・人権問題と声をあげている市外のグループの人はしてくれません。
僕らは小田原の生活困窮者のために市役所担当職員と力を合わせていくためにこうした方策をとりました。
23日14時に数名で市役所に抗議に出向きます。

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