余命

母親は「転入直後に子供が同級生の男の子から『福島から来たら白血病ですぐ死んじゃうだろう』と言われ、先生にも冗談交じりだったが『中学生くらいで死ぬかもね』と言われた」と証言した。また、同級生から「どうせ死んじゃうなら一緒でしょ」と言われて階段から突き落とされたこともあったと主張。「原発避難者というだけでいじめられ、避難者だと公にできないことが心の傷になっている」と訴えた。
毎日新聞2017年1月11日 20時30分

がんのソウルメイトとの約束。それはがんを発病して交通事故や不慮の事故で亡くなっても発症後〇年と言う余命計算に組み込まれるから、「平均余命〇年」と言われる平均数値を下げてこの後がんになる方不安を助長させるし、なによりも生かされた体を他の事で捨てなければいけないのは悔しいからぜったいに長生きしようね、というもの。
病気は大きく分けて、生まれつきの遺伝的要素と生活環境とう生まれたのちによる2つの因子が多分に影響します。
後者で言えば、食事や喫煙、ストレス、睡眠時間すべてが違うファクターの人の持ちうるファクターを無視して、ただ一つの共通ファクターのがんの部位とステージだけで、あなたの残り時間はどれほどです、と宣言するのはあまりにも無謀な話だと思います。
もちろん医者どうして言うのは構いません。それは充分その道のプロですからその言葉の裏にファクター外がたくさんあることを判った上の会話でしょうから。でも専門外の人にそれを伝える事、それが広がることはあまりいいことではないと僕は思うのです。
余りにも幼稚な数字の独り歩きが始まってしまうと思うのです。

福島での事故、これがどれだけのものかは被害者も影響が少ない僕らも十分わかっています。
そんな状態の中、がんの余命と同じ圧倒的に多い素因外を無視して、ただ原発が爆発した福島から来た、と言う1つのファクターだけを起因としてがん等の病気と結びつけることはまさに幼稚な数字の独り歩きをさせてしまい、それ故にこうした事件を起こしてしまうのでしょう。

がん患者の多くは今も自分ががんになった事を言えない人が多いと言います。
実はそれは大人のいじめがあるからです。ご近所の方がひそひそ声で「あの人がんになっちゃったんだって」「かわいそうにね」
同じ病気でも「あの人風邪をひいちゃったんだってね」「かわいそうにね」とは明らかに違うニュアンスの「かわいそう」と言う言葉。
認識しているかどうかは別として、そこの違いを子どもも察知します。
そして高濃度被曝ががんになる起因である情報も持っていればこういう事件が生じるのは推測できることです。

がん(白血病を含む)と言う病気は、不治の病ではなく短命にさせる病でもありません。少ない情報でそれがすべてと思われること、それを安易に広げ無いようにしなければ、子ども同士はこうなってしまいます。バランスのとれた情報提供を心掛けたいです。

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