栄光の到来

2016年12月4日、小田原教会に与えられたみ言葉は、イザヤ書 59章15b-21節。表記のタイトルの説教を中田正道牧師より受けました。今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)

20161204-01


それは主の御目に悪と映った。主は人ひとりいないのを見 執り成す人がいないのを驚かれた。主の救いは主の御腕により 主を支えるのは主の恵みの御業。主は恵みの御業を鎧としてまとい 救いを兜としてかぶり、報復を衣としてまとい 熱情を上着として身を包まれた。主は人の業に従って報い 刃向かう者の仇に憤りを表し 敵に報い、島々に報いを返される。西では主の御名を畏れ 東では主の栄光を畏れる。主は激しい流れのように臨み 主の霊がその上を吹く。主は贖う者として、シオンに来られる。ヤコブのうちの罪を悔いる者のもとに来ると 主は言われる。これは、わたしが彼らと結ぶ契約であると 主は言われる。あなたの上にあるわたしの霊 あなたの口においたわたしの言葉は あなたの口からも、あなたの子孫の口からも あなたの子孫の子孫の口からも 今も、そしてとこしえに 離れることはない、と主は言われる。

旧約のイザヤ書、高等批評と言う学問的ジャンルでは3つの書物が一つのイザヤ書と呼ばれているらしい。その第3イザヤ書と言うところが今日の御言葉。書かれたのは紀元前538年~500年にかけたあたり。
バビロン捕囚から解放されて嬉々としてユダヤに戻ってきた人たちがエルサレムのあまりにもの荒廃に絶望し放心状態で虚無的になった時の預言。
希望を望んだが暗黒の中にいるというむごたらしい現実。そしてそのやるせなさから人々の心も荒廃していくスパイラル。
しかし、それに対して、神が「正義と平和」のために立ち上がる、と言う預言。

神の贖いとは何か? どう贖うのか?
贖いとは敵の手に渡ったものを「買い戻す」という語源。
「買い戻す」と言うことはそれだけの価値があるという意味。
エジプトの奴隷の身から贖われ、そしてイザヤの時バビロニアから贖われ、そして500年。今ローマ帝国の支配の中、3度目の贖いがあるという預言。それがイエスだ。

贖いの語源の「買い戻し」のため代償が神自身が傷つくという形でのひとりごイエスの誕生。皆の苦しみと原罪を背負われて死す運命のために生まれてきた御子。「買い戻す」代償としてはあまりにも大きな対価。
将来の死までが意味づけられた過酷な人生の中、その御心になろうと必死に生きるイエス。

昨今、天皇の退位の発言がニュースになっている。イエスのそれとはまた様相が違うことは確かだが、自分でリタイヤすることも許されない環境と言うのはおかしい。
イエスはすべての人に「神の正義と平和」を与えるために来たのであれば、老体に鞭を打ちながらも真摯に象徴としての仕事を死ぬまで続けなければならないという過酷さからも抜け出せなければ「神の正義」ではなくなってしまう。
僕らは誰もが生きるためにはしたくないこともしなければならないことはあるかもしれないけれど、それでもそれが体を壊したり、心が悲鳴をあげたりするまですることではないはずだ。
ブラック企業と呼ばれる会社以外でも多くの会社でたくさんの人が残業をしたり休日に出勤したりしている。でもそこでの違いは、会社からの絶対命令か、仕事が楽しくて充実していて苦労なんてないとかまたは上司がしっかりとケアーしてくれる会社かの違いだろう。
象徴としての天皇のこの発言は、「体を壊してまで勤める必然性」に疑問を持って自死してしまったブラック企業に勤めた若者たちの代弁だったのかもしれない。
神は何を購うのか? は人間らしく生きるのが当然と言う真理。
天皇の退位問題には法律を盾にNoを言う学者もいるようだ。ファリサイ人を思い出す。イエスは法を守る大切さを説きながらそれは愛によるものと語った。相手の言葉を熟考し何を望んでいるかを理解した上で対応するのが愛。

エジプトやバビロンの奴隷の生活は、帰りたいという強い意志を無視したブラック企業のそれだったのだろう。たとえその地で安楽な生活が出来ても、大きな望みがかなわなければその生活では満足できない。
そうした不満が爆発しないように贖ってくれる神の誕生。インマヌエル、いつも共にいますと言ってくれるサポート。それを感謝しながら今週も生きたいです。

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