真鶴伝説の夕べ

FaceBookを介して真鶴の村田町議より楽しそうなお誘いを受けたので行ってまいりました。
幾人かのプレゼンテーターの方が、自分の持ちネタを語るという形で会は進むのですが、やはりこうした『大字(地名)』単位の集会はみな共通理解の字名(集落名)と地の利関係が頭に入っているので、それを勉強不足で伺ったのは楽しみを半減させるもったいないものでした。反省(ー_ー)!!

20160810-01

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さて、トップバッターは、貴船神社の宮司の平井さん。
夏の夜にふさわしい怪談話をとお話し下さったのは、まんが日本昔ばなしでも放映された「おんぶ狐」のお話し

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語られた内容は全編の長いものですが、ここは公式Siteが紹介するあらすじでご紹介。
昔、真鶴(まなづる)の高丁場(たかちょうば)という所に、一匹の子ぎつねがいた。母ぎつねとはぐれたのか、一人ぽっちだったが元気に野原を走り回っていた。
時々寂しくなると、野原の一本道を通りかかる村人を騙して、嬉しそうにおんぶしてもらうのだった。しかし夜が明ける頃には、子供に化けた子ぎつねは大きな石や切り株にすり替わり、村人たちは三日三晩寝込むほど疲れ果ててしまうだのった。
そのイタズラに怒った村人たちは、子ぎつねを捕まえ、大勢で追い回して殺してしまった。それ以来、野原の一本道は静かになったが、村人たちは何か心に引っかかるものがあった。「殺してしまうほどのイタズラだっただろうか、子ぎつねは寂しかっただけじゃないのだろうか・・・」
村人たちは、せめてもの償いにと、子ぎつねがいた野原が見渡せる場所に稲荷神社を建てて子ぎつねを弔った。

村人たちの言うように子ぎつねはちょっとしたいたずらだった。
村人たちも困っているのでそれを解消したいだけだった。
お互い少し度が過ぎて、キツネの死を迎え、殺したことを悔やむようになった。
圧倒的な悪人のない中、最悪の結果を迎える事こそ本物の「怪談」ではないかと宮司さんは語ります。
『倭名類聚鈔』によれば、「鬼ハ物ニ隠レテ顕ハルルコトヲ欲セザル故ニ、俗ニ呼ビテ隠ト云フナリ」とあります。中国の鬼は日本人の思想と結びつき隠迩へ変化した言われています。迩(ちかく)に隠れているもの、それはすなわち自分の心の闇。邪悪な闇に取りつかれてしまった結果後悔をすることを犯してしまった話でもあるのかもしれません。後から思えばそこまですることなかったな、きっと魔がさしたんだよ。それは鬼(聖書で言えば悪魔)のなせる業・・・。
昔話は僕らに大切なことを教えてくれます。この話も弱者としての象徴である「女子ども」であります。(母狐とはぐれて)孤独がさびしいという心に訴えるものがあります。そして新美南吉氏のゴン狐の哀れな最期に通じるものを感じます。

続いてレイラインを中心としたお話を、稲葉さん、村田さんにして頂き、港の酒屋の草柳酒店のご主人は頼朝にちなんだ話をしてくれました。
レイラインと言う発想は後出しじゃんけんのように出来上がっている地図をこねくり回してこじつけたものだと思っていましたが、山が山である理由、つまりは崩れないで高さを保持している理由は、僕ら人間の意思ではないところにあるのではないか?と言う考え方を聞き、言われてみれば長い年月の中噴火をして消滅した山もあれば残る山もある、それは人智を超えたパワーがそうさせているというのはまさに理屈です。そしてそんな理屈に気がついた(山頂に日の出、日の入りを見て神秘的だと思った人が)その延長上に祠を作るのもまた理です。レイラインもなかなか面白いぞ。
そして草柳商店のご主人から「頼朝船出」の試飲をさせて頂き、頭の回転をより滑らかに致します(笑)

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福浦の子の上神社の宮司の穂積さん。
そもそも神道の言わんとする八百万の神とは満天の星々と言う意味である、と言う僕にとっては衝撃的な話から始まり、大海原に量に出て行ったものはオリオン座を指標として海で漁をした。
それ故に、三ツ星は聖なるものだから、真鶴の三ッ石も聖別されている。同時にオリオンの3つ星を囲む四角に呼応するのは福浦の福浦カツラゴ海岸の枡形岩。
その上には竜宮伝説の岩もあったところで、僕らがよく耳にする浦島太郎のお話と少し違う太郎伝説を聞きました。
太郎の玉手箱には非常に高度な漁業方法が書いてあり、しかし太郎しか読めなかった。太郎も非常な長命であったがそれでもやがて死を迎え、それ以降はその文字を読める人が出るまで隠しておこうと地中に埋めその上に竜宮神社を立てた、というもの。
お話は各自大変面白かったです。
でも、神道は底津和田都美神・中津和田都美神・上津和田都美神の三位一体の神、とか、トーラ(英語のティーチ(教える)の語源)と虎の巻の関連、真鶴で出掛けに餅を食べる風習から真鶴の語源は「マナ降る」とかは少し強引で日ユ同祖論的な臭いを感じました。でも宮司が言われたように記録媒体としての紙が貴重な時代、口頭伝承で改ざんされたものや変化したもの消えてしまったものもたくさんあります。門前払いではなく1つの意見として受け入れることも大事なのでしょう。
そして、635年にシルクロードを伝わって中国まで景教(キリスト教)が伝わって来ているので、日本へも教えは伝来されているはずです。そしてもしかしたら、モーセの時代(紀元前1300年ころ)にも口頭伝承として陸路か海路をたどってマナの話が伝わって来たのかもしれません。
ロマンを感じることが出来ればこの夏の夜のイヴェントは大成功だったのではないでしょうか?

福浦の宮司さんは1500年ほど続く神社の現職。その祖先は龍の助けを借り大仕事をしたのだとか。そんなお話の最中バケツをひっくり返したような大雨に。
宮司さん、今日竜神を連れてきてなんてお願いしていないですよ(笑)
カサモッテイナイ・・・。
そんな訳で100m先のセブンイレブンまで重い体を揺らせて猛ダッシュ!!でも若くはない、100mでびっしょりに!!
で、財布を開けたら1642円しかなかった(爆) ビニールじゃない傘の値段は税込み1652円、十円足りない、とあきらめながら独り言のように「あとはカードしかないや」と照れ笑い。
するとバイト君、カードも使えますよ、って。
今のCVSクレジットカードも使えるんですね。
気持ちいい対応に土砂降りの真鶴を気持ちよく後にできました。
楽しい夏の夜の夢を過ごせました。ありがとうございました。

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