主をお迎えして

2016年7月10日、小田原教会に与えられたみ言葉は、ヨハネによる福音書 6章16-21節。表記のタイトルの説教を長井美歌牧師より受けました。今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)


夕方になったので、弟子たちは湖畔へ下りて行った。そして、舟に乗り、湖の向こう岸のカファルナウムに行こうとした。既に暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのところには来ておられなかった。強い風が吹いて、湖は荒れ始めた。二十五ないし三十スタディオンばかり漕ぎ出したころ、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、彼らは恐れた。イエスは言われた。「わたしだ。恐れることはない。」そこで、彼らはイエスを舟に迎え入れようとした。すると間もなく、舟は目指す地に着いた。


上記の様子を分析すると、『怖い』『不安がある』→「私だ」と言う言葉、つまりは確かな確立した指針の存在による安心→目的への到着。というストーリーで、湖の話だけではなく、今生きる僕たちの『宗教』の話でもあるな、と感じます。
人生の「不安」を「信仰」と言う名の安心感で生きることが「宗教」であるゆえに、「信仰」に盲目になってしまう、泥沼に引きずり込まれ洗脳されるから「宗教」を嫌う人もいるでしょう。
不安を安心に変えられることは、誰もの願いです。でもなかなかできないが故に、それをしてくれる「宗教」を色眼鏡で見てしまうことは想像に易しです。
そしてその逸話が湖の上…しかも約5km漕ぎ出した場所で強風で船が揺れている前に人が歩いていた、という話に「マユツバ」を感じてしまうでしょう。
じゃあ何で信じているのか?この話をどう受け止めているのか?が大きな問題なのかもしれません。

この逸話は、共観福音書の他の記述にも乗っている箇所です。マタイやマルコの福音書では、この船に乗った弟子たちの不信仰をイエスが叱ったことが重点として記載されていますが、今日のヨハネはイエスを迎え入れたことが重要視されています。
信仰とは、永遠にたどり着けないものだと思っています。『あちゃ、またしくじった』と失敗の連続において、それでも迎え入れようとする純粋な気持ちさえあれば、神はいつも一緒に居てくれる、と『信じる』ことが、不安を安心に変えてくれることだと思います。
それを僕は神だと思いますが、別な方は神ではないというかもしれませんが、そこに「神」と言う言葉や想像は意味をなさないのかもしれません。故・遠藤周作氏は、「神様」という言葉が嫌なら「玉ねぎ」という言葉に置き換えてもいい、と言っていますが、神は僕らが思っている存在ではなく、はるかに大きくてつかみどころのない「モノ」かも知れません。
でも、愛してくれている。大きな宇宙の中の、小さな地球。その中の何億と言う一人一人を認識し、そばに寄り添ってくれる存在。


ある夜、わたしは夢を見た。
わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、
 あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
 わたしと語り合ってくださると約束されました。
 それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
 ひとりのあしあとしかなかったのです。
 いちばんあなたを必要としたときに、
 あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
 わたしにはわかりません。」
主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
 わたしは、あなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。
 ましてや、苦しみや試みの時に。
 あしあとがひとつだったとき、
 わたしはあなたを背負って歩いていた。」

この詩に感銘を受けたら、それが神です。それを受け入れれば、その神の愛こそが「不安」を「安心」に変化させてくれるものだと思っています。

さて計画が立った。不退転の決意、あとはやるしかない。人間こう腹をくくると案外あとは順調に事が運ぶのかもしれません。
腹が決まらないうちは、あーでもない、こーでもないと色々と思い悩むものですが、それを吹っ切れた時・・・。目的地にすぐ着いた、と言うのは、「イエスを迎え入れた」そうした気持ちの整理、腹の括り方を言っているのではないでしょうか?

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