バングラディシュのテロに思う

日刊ゲンダイの2016年7月6日のインターネットトピックスに「親日国のバングラデシュをテロに走らせた“2人の戦犯”」と題した文章が載っている。

日本人7人を含む計22人が死亡したバングラデシュのテロ事件に対し、あらためて在外邦人の間に衝撃が走っている。
 バングラデシュは世界でも有数の“親日国”。襲撃された飲食店は首都・ダッカの高級住宅街にあり、現地の日本人駐在員が頻繁に利用していた店だった。そんな「安全」だったはずの場所でさえも、日本人がテロ組織の「標的」にされることが確実になったのだ。
「バングラデシュと日本の結びつきは深い。07年の調査では、バングラデシュ国民が世界で最も好きな国は『日本』でした。アニメのドラえもんは国民的な人気で、輸入車も日本車がほとんど。日本との時差が3時間とビジネス環境もいい。先月29日にもJICA(国際協力機構)とバングラデシュの間で総額1735億円の円借款貸し付け契約を結んだばかりです」(外交ジャーナリスト)
犠牲者がJICAのODA(政府開発援助)の業務委託で派遣されていたというのも因果を感じざるを得ない。JICAの北岡伸一新理事長は安倍政権の「70年談話有識者懇」の座長代理を務め、安倍首相と近しい間柄だ。
 昨年10月の理事長就任会見では、安倍政権がODAの軍事目的の使用を禁じた規定を見直し、他国軍への支援を一部認めたことに対し「今まで軍事はだめという限定が厳しすぎた」と“容認”の考えを示していた。北岡理事長は今回のバングラデシュの襲撃事件について「テロリストに怒りを禁じ得ない」と言っているが、安倍首相と二人三脚で“軍事化”に向けて突っ走ってきた結果が今回の悲劇を招いている状況をどう思っているのか。
 元毎日新聞記者の板垣英憲氏はこう言う。
「もはや『日本人』であることは通用しない。テロ組織から日本は米国と一体とみられている証左です。この事実について安倍首相やシンパである北岡氏はどう考えているのか。一切、言及しないのは無責任です」

 日本が大好き――だった国で日本人が狙われた意味は重い。こうなったのも安倍首相が昨年1月に「IS(イスラム国)と戦う」と宣言したカイロ演説が引き金になっているのは言うまでもない。安倍首相はISによる後藤健二さん斬首事件後、「日本人にはこれから先、指一本触れさせない」なんて威張っていたが、それがこのザマだ。



何度もこのBlogに記しているが、坂本竜馬の言い伝えられているエピソードの中で僕が好きなのは、彼が仲間とともに京の町を歩いている時、道の向こうから、方針の違う考えをもつ何人かが来るのが見えた。
竜馬は共の者に「こういう時はどうすればいいか教えちゃる」とつぶやいたので、仲間は『北辰一刀流免許皆伝の腕が見れる』と喜んだそうだ。
一歩一歩近づくにつれて緊張が走り、一触即発、刀に手がかかるかと言う時に、竜馬はしゃがみこみ靴の紐を直した。緊張感がそがれ、相手もタイミングを外しそのまま通り去った。

ここに極意を見る。竜馬は間違いなく素晴らしい剣の達人だと感じた。

「テロに屈しない」その精神は僕も同意する(人命との兼ね合い・方法論は異論はあるが…)。しかしそれは公言をすることで、難癖をつけて戦いたいと思っているものに喧嘩を売っているだけではないか。
それは「暴力団」はだめだ、という。だからと言って暴力団の事務所に入って行って喧嘩を売る人はいないのと同じだ。
竜馬のように極意で戦ってほしい。最善はどこにあるのか見極めてほしい。
代償は非常に大きかった。

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