吉田城をぶらり旅

我がイクスス号、リアの居住空間の鍵が劣化しロックが不安定になり、過日走行中ドアが開いてしまいました。幸い時速20㎞/h以下での走行中でしたし車の横を歩行している人もいなかったので大事には至りませんでしたが、早期修理が必要とGW明けの5月7日に豊川のキャンパーKに出動。
と、走行中に連れが「冷たい」とのたまいます。どうも雨漏りの様子! 同時にキャンパーKで見てもらうとボディーのFRPのつなぎ目のコーキングが劣化しているとのこと。
そういうお客さんが多いので、最近はコーキングだけではなくカバーを被せちゃうのですよ、との説明に我が家もやってもらう事にしました。が、1本1本型紙から作るので今日の今日にとはいきませんし、作業時間もかかります、と言われて、21日に再度来ることを約束して帰りました。
そんな訳で今月2度目のキャンパーKです。
修理の間は4,5時間かかります、と言う事で、その間に三河吉田城でも見に行くとひそかに予定を立てて出発。車を預けるのもそこそこ、豊橋の町に出発。

人口37余万の大都市。我が小田原の約倍の人口ですが、町中を市電が走っているせいかゆったりとしています。やはり市電はいいねぇ~。小田原もライド&パークしないかなぁ。

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全区間150円の市電は結構満員です。2回ほど直角に曲がると市行政の中心地、市役所前。ここで下車をすると市役所の奥に吉田城のある豊橋公園が広がります。
面積的には小田原城址公園と大差はないでしょうけれど、大きく違うのはこの吉田城は平城である点。ですから公園が真っ平らなのです。犬連れの散歩、サイクリングを楽しむ人、週末の昼前ですがひっそりとのんびりとした時間を楽しめます。
それとうっすらとと言う言葉が似合うほどの樹木の量。城址公園が何を目的とするのかの意見はそれぞれでしょうけれど、吉田城は歴史的見地よりも市民の憩いの場を優先している感があります。

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城には黒松。しかしすごい、臥龍の松。

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いやぁ、いい石垣だ

紀元前230年中国、この地では始皇帝が興した秦が衰退し、小国が争う戦国時代になりました。漢が力をつけ始めましたが、まだまだ漢の兵士は寄せ集めです。隣国の趙を迎え撃つのに大河を背に陣を構えました。攻め込まれ押し込まれれば背後の川で溺死するしかない、と漢の兵士は死に物狂いでの戦いをし見事勝利をした故事を『背水の陣』と呼びます。が、まさに吉田城のそれです。
背水の陣の利点は、背後からの奇襲がない点です。しゃにむに前に進むことだけを考えればいいのですが、残念ながら吉田城の背後の豊川は穏やかな流れで、これならば背後からも容易に攻め込まれてしまいます。

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対岸から城を臨みます。河川に降りる石垣が下の絵と一緒

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グーグルのマップを見ると、吉田城の文字の直上の横倒しの「深緑色」のDともPとも見えるの縦棒の部分は昭和になって作られた豊川放水路。当時は弓弧の部分の豊川本流だけでした。が、戦いをするには不利な平城です。東に山々があるのでこちらの方が有利だと思えるのです。
しかし、吉田城の説明を見ると、この地は今川領の最西部。地方豪族の戸田宗光や徳川家康の先祖である松平長親へのけん制の城だったとあります。つまり、「攻めるなら攻めてごらん、吉田城の背後には今川の大軍がいるんだよ」と相手に思わすだけで十分だったのでしょう。それならば建設に難しい山城よりも政治的な支配力が増す平城の方が利便性があります。

そしてこの地は、伊勢神宮への最短路の港町として発展をしていきます。陸路なら4日かかるお伊勢さんまでわずか半日。繁栄を続けたのだと思います。

さて、東日本大震災をきっかけに、町を歩く時気になるのが電信柱等に記された海抜の高さ。渥美半島が天然の防波堤の役割を果たしてくれるのが上記の伊勢への航路の要因になったとはいえ、台風の進路でもあるこの街は高潮などの被害はなかったのかは気になるところでした。

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わずか半日のぶらり旅を堪能してまいりました。

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