5月12日のパトビラ(№927 - 5人に1人が貧困者と言われる世の中 -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。


中学時代、5千円で売春 「これで上履きが買える」』
『保護された姉妹、1カ月ぶり入浴 親子が月4万円で生活』
『「ティッシュって甘いんだよ」幼い姉妹、母と空腹の日々』
『インターネットで『貧困』で検索するとこうしたニュースが本当にたくさん出てきます。幼児から中学生の子どもさんを抱えた貧困家庭の状況は実は非常に厳しく、表題(タイトル)を見ただけでどれだけ困窮しているかが推測できて胸が苦しくなります。
ニュースに出てくる貧困家庭の母親は、『親類や知人も生活は苦しく、「甘えるな」「節約したら」と言われた。「人を頼っちゃいけないんだ」。そう思い込んだ。』と語り、『周囲の厳しい視線を感じて殻に閉じこもった。周りの人もがんばってるんだから自分だけ助けてって言うのは恥ずかしく、なかなか言い出せなかった』といいます。こうした困窮者が急増している中、個別の対応と社会の変革を両輪のように手がけていかなければならないことを痛感します。


野宿を余儀なくしている「弱者」にこういう言い方をしてはいけないのですが、それでも自分一人の生活を守ることで、ある意味生活はして行けます。
が、ここで書かれている方は、少なくとも自分以外の「家族」をも守らなければならない「MoreThanな弱者」です。
OECD(経済協力開発機構)は、「等価可処分所得(世帯の可処分所得(収入から税金や社会保険料を引いた実質手取り分の収入)を世帯人数の平方根で割って調整した額)の中央値の半分の金額未満の所得しかない人口が全人口に占める比率」を「相対的貧困率」と定義しています。
つまり4人家族なら、文中の「世帯人数の平方根で割って」でルート4=2ですので月収25万円なら手取り年収274万円で2で割ると137万円となり、等価可処分所得の中央値は274万円の半分となり、貧困家庭と言う事になります。
夫婦2人や母子2人なら192万円(月収16万円)、1人暮らしなら137万(月収11.5万円)です。
これ以下の方が、2012年度においては16.1%で、その率は上昇しています。

特に母子家庭や父子家庭のようなお子さんの面倒を見るために長時間働けない方、若くして結婚過程をもってご苦労のファミリー…。こうした方たちが明日の日本を背負ってもらう訳です。特にシングルのご家族の貧困率は55%程度です。
保守的な道徳観を持った方中心に、日本は日本人で建国し続ける、人口を増やさなければならない、と勇ましいことを言ってはいるものの、実態は日本の社会はそんなことが不可能な社会にさせています。
上から目線で道徳論を語りながら、手助けをするのは嫌だ、というのなら、この数字の悪化はますだけでしょう。未来に夢を持たず、結婚や出産はあきらめる人は増すばかりだと思います。

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