辺野古から問う ~ヤマトのキリスト者が当事者として関わる意味~

表記のタイトルで、沖縄にある日本キリスト教団佐敷教会の金井牧師の講演会がカンバーランド長老国立のぞみ教会においてありました。
GWの日程から、5月3日は休みですが休めるかが不定で、その分を事前に頂くことにして国立まで行ってまいりました。

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谷保駅から思った以上に遠くて5分ほど遅刻。ハナミズキの花をめでる間もなく会場にInn。

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講師の金井創牧師とは、実は先生が沖縄に転任なされる前に寿地区センター委員としてご一緒したことがあります。
でもそれから10余年、なつかしいです。

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それゆえ、主なる神はこう言われる。「わたしは一つの石をシオンに据える。これは試みを経た石 堅く据えられた礎の、貴い隅の石だ。信ずる者は慌てることはない。

読谷に初めての米軍基地が作られたとき、そこに大きな鳥居があるのを見つけ、それ以来在日米軍のシンボルはトリイ(鳥居)となりました。
そして、米軍は沖縄における米軍基地を、「太平洋のかなめ石」と位置付けます。が、同時に敗戦直前の日本において、沖縄は日本本土を守るための「捨て石」としての存在であったことも確かです。
主なる神の言われる「シオンに据えれる」石とは何を見しているのでしょうか?
沖縄県営平和記念公園にある、「平和の礎(いしじ)」は世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ記念碑であると金井牧師は語られます。平和を作り出そうとする石とは敵味方がないこうした「石」ではないでしょうか?


平和を求めて 歩む民を 祝してください、世界の主よ。God of the nations, near and far, Ruler of all mankind, Bless Thou Thy people as they strive The paths of peace to find.(讃美歌21 561番)

米軍内はいつも基地前で抗議をしている人が同じ顔ぶれで、延べでも1000人程度なので、沖縄で基地を問題視・反対している人は本当に1000人程度しかいないと思っているそうです。しかも、沖縄は戦争と言う力をもって勝利したアメリカの戦利品であるからアメリカとしては「俺の持ち物の事を外野のお前らががたがた言うな」と思っているようで、しかも敗戦国の人間など劣る国民が騒いでいると、さらに低い評価をしているそうです。
しかし、そこで抗議する人たちが自分たちと同じ神に賛美する姿はとてもショックで、『同じ人間』として痛みを感じてしまうそうです。


神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」

辺野古の海は恵みの場所です。その裏の大浦湾は、今でも数多くの道生物が見つかる豊かな海です。また、世界三大サンゴ礁の一つ、沖縄にあって青サンゴの北限地でもあるそうです。
基地建設は、そこにすむ生物を生き埋めにして殺戮し、そして出来上がるのはそこ以外の地域への殺戮のための道具です。聖書に従うのならそれは神への冒涜です。


そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。

金井牧師は、阿波根昌鴻氏と共に元那覇市長の瀬長亀次郎氏をリスペクトしていると語ります。その闘いは上記の聖句のように苦難の中から仲間を広げていく闘い方です。
瀬長亀次郎氏は、上記の聖句と同じような言葉を残しています。
弾圧は抵抗を呼ぶ。抵抗は友を呼ぶ。
最近の沖縄の闘いは、沖縄だけではなく、日本中の「世論」と言う後押しがあると金井牧師は語られます。
沖縄に行くことが出来なくても、こうしてBlogに書くことで、誰か1人でも「アーメン(然り)」と言ってくれれば、「世論」の輪が大きくなり、強いては沖縄から基地が無くなる時期が早まるというものです。


午後は質疑応答がありました。
金井牧師の描く沖縄の未来像にマルタ共和国をあげて、「外交で平和なんぞ守れない。そんなことを考えているのは平和ボケ」と言う意見もあるが、外交で戦争を回避する事実はあるし、軍事で長期の平和を守った事例こそ皆無であるので、徹底的な話し合い・外交での平和を築き上げたいと語ります。

沖縄の人の考え方についての質問も出ました。名護市は10年間で800億の国家予算のばらまきがありましたが、その10年が経った後も名護市の失業率は減ることがなかった。それどころか、その800億は、内地のゼネコンが受注する箱モノに姿を変え、お金はみんな内地に流れ、毎年の維持費の支払いと言う債権だけが地元に残った。まさにお金のタッチアンドゴーであった、と言う反省を踏まえ、国家からのお金をあてにしない行政を目標にしはじめ財形がたてなおりつつあると言われました。

学生たちに基地は居るか?と問うと以外にも60%程度の人が基地に反対しない結果が出るそうです。でも、そんな基地に反対しない人が平和について求められると戦争反対と答えると言います。
それは基地は沖縄に文化を発信してくれる場所・・・僕らの世代もFEN(Far East Network、極東放送)は反戦反基地でも聞いている人が多かったことを思い出しました。が、それは事の本質を理解していないことでもあります。

教会の中で政治の話をすると、福音的ではない、宗教と政治のかい離を言われます。と言う話に、その意見こそ政治的な意見だとかたられます。
政治とは毎日の生活である。ことは確かであるし、イエスは政治犯としてローマ帝国によって殺害されたわけです。
弱者と共生するイエスの歩みは、まさに政治です。どうすればいいかは政治家がすることをイエスはしたわけです。

マスコミの為体を感じている、沖縄2誌もいかがなものか?と言う厳しい意見もありました。
厳しくいう事は大切だと僕は思います。
が同時によく言われる鬱の人に「がんばって」は悪影響になる、と言う言葉を思い出しました。
僕の住む町でも産廃問題で地域を二分するような事件がありました。その時に「敵でないものは味方」というのと「味方でないものは敵」というのは似ていて全く非なるものと語ったことがあります。
頑張っていることを認めることを前提にスキルアップをしてもらう。そこには世論の盛り上がりも大切です。鶏が先か卵が先か、と言う論議をしている暇はなく、まず気が付いた僕らが世論を盛り上げれば必然マスコミも盛り上がります。

勝利をのぞみ 勇んで進もう、大地ふみしめて。ああ、その日を信じて われらは進もう。
We shall overcome We shall overcome We shall overcome some day


わずかな金額ですが支援物資を購入しました。

20160429-04



充実の集会でした。
金井先生におかれましてはお元気に神様のお守りの中ご活躍ください。
僕らも沖縄のフィールドワーク、不屈に乗れることを楽しみに、こちらでできることを尽力いたします。

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