神のみわざが現れる群れ

2016年2月21日、小田原教会に与えられたみ言葉は、ヨハネによる福音書 9章1-12節。表記のタイトルの説教を中田正道牧師より受けました。
今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)


さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。
弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうちに行わねばならない。だれも働くことのできない夜が来る。わたしは、世にいる間、世の光である。」こう言ってから、イエスは地面に唾をし、唾で土をこねてその人の目にお塗りになった。そして、「シロアム――『遣わされた者』という意味――の池に行って洗いなさい」と言われた。そこで、彼は行って洗い、目が見えるようになって、帰って来た。
近所の人々や、彼が物乞いであったのを前に見ていた人々が、「これは、座って物乞いをしていた人ではないか」と言った。「その人だ」と言う者もいれば、「いや違う。似ているだけだ」と言う者もいた。本人は、「わたしがそうなのです」と言った。そこで人々が、「では、お前の目はどのようにして開いたのか」と言うと、彼は答えた。「イエスという方が、土をこねてわたしの目に塗り、『シロアムに行って洗いなさい』と言われました。そこで、行って洗ったら、見えるようになったのです。」人々が「その人はどこにいるのか」と言うと、彼は「知りません」と言った。



因果応報、誰かの罪で他者が罰せられる、なんてことはあり得ない、というのがイエスのベースの考え方です。
2011年3月11日、東日本での大きな災害があった時、当時の都知事であった石原慎太郎氏は『これはやっぱり天罰だと思う。』と発言をし物議を醸しだしました。
その前段『津波をうまく利用して、我欲をうまく洗い流す必要がある。積年にたまった日本人の心の垢を。』ということを強調したかったと弁明を後日語っていましたが、確かに3・12(フクイチ事故)の原因は、僕たちが快楽的な日々を送りたいが故に無駄な電気を使用したこと。東電という電力メーカーが自己の利益のために原子力発電という利益性が高く危険な技術に手を出し、その危険回避を怠ったこと。国民を守る国家がその責務を放棄してしまったことが原因で、『我欲をうまく洗い流す必要がある。積年にたまった日本人の心の垢を。』というのは理解できます。が、何故それが利用者である首都圏民ではなく、東電首脳部でもなく、政府関係者でもなく、福島を始めとする人たちだったのか?を考えれば、天罰と言った石原発言は噴飯ものだったとしか言いようがありません。いくら氏が誤解があると弁明してもそれは受け入れられないものです。
そうした全く関係ないものに責任転嫁をし、罪を押し付ける姿勢が因果応報だと思います。

イエスは、そうした因果だと言われたことに闘いを挑むのです。祝福は反因果なのです。
それはフクイチ事故が因果とか天罰ではなく、私たちが未技術の中見切り発車で作ってしまった原発の反省と謝罪が、今日のイエスの行動のみあとを歩む姿ではないでしょうか?
隣人を愛せ、という福音が告げ知らせることは、フクイチ事故の犠牲になってしまった方と寄り添い、そして二度と同じ過ちを犯さない態度を明確にすることだと思います。

中田牧師はこの説教の中で、泥をこねて目に塗りというシーンは旧約創世記の神が土から人を作り出すシーンをリフレインさせたものだと言います。神は土からアダムを作り、そしてその鼻に命の息を吹き込み、人としました。
肉の体だけではなく、神の息吹が吹き込まれたからこそ人になったのです。

人は神に似せられた。つまりは福音を生きるものなのです。神を愛し隣人に仕え、隣人を愛し神に仕えるものです。21世紀の『神の業がこの人に現れるためである』とは、私たち一人一人が、(フクイチ事故に限ることなく)さまざまな出来事に愛を以て生きる、ということではないでしょうか?

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