A姉を偲ぶ

教会のお仲間が神様のみ元にお戻りになりました。
牧師が最期の様子を教えて頂きましたが、高齢者の養護施設の職員が深夜3時に巡回した時は穏やかにお休みだったのだが、次に明け方5時に見回りに行った時、ベッド下に座り布団の上で手を組み祈りながら亡くなっていた、そうです。
お話を伺い、僕らはおあいできない神様に最後の最後に出会ったとか、アニメのフランダースの犬の最後のシーンのように何人かの天使が抱えるように天へ持ち上げていったのを頭の中に思い浮かべました。
姉の最後の一年はとても厳しい一年でした。が、その一年の悲しみと同じほどの喜びと恵みがその一瞬にあったのではないか、と思うのです。

A姉とは同じ地域に住んでいるので、教会だけではなく親しくさせて頂きました。というより、まず地域の方としてのお付き合いののち教会員としても親しくなった感があります。

我が家の祖母が脳梗塞の後リハビリをして家の中のことは出来るようになっても屋外に出ることは避けるようになりました。そんな様子を知った当時の小田原教会の山﨑牧師は、拙宅で家庭集会を開催してくれました。クリスチャンとしてのキャリアが短い祖母は、どこまで聖書の話が理解できたかはわかりませんが、それでもF家ファミリーやA姉が来てくださりおしゃべりをしてくれることがうれしいらしく、時間より前に聖書と讃美歌を持っていそいそと自分の部屋から出てく来て所定の席に座っていたものでした。
短い期間のしかも時間が夜間という家庭集会でしたので参加者は限られて居ましたが、その数少ない常連メンバーでした。

さて、時系列にいくつかの思いでを。
僕の勤めている会社はIBMのAS/400というマシンを使っています。が、販売した会社も初めて売ったという事でプログラミング内容(仕様書)もよく理解しておりませんでした。そんな時、当社社長がPTA会長をしていた時の副会長との雑談の中で、その方がAS/400のスペシャリストであることが分かり、ご協力を依頼しました。その時その方から学ぶように私が任命されたのですが、その方の上司がA姉のお連れ合いさんだったそうです。
とても良い上司だったと何度もお話しして頂き、(すでにお亡くなりになって)存じ上げなかったA姉のお連れ合いにも思いをはせることができました。
そんなA姉のお連れ合いさんは、姉と違いクリスチャンではないまま病の床に臥し、A姉は近隣のお寺さんに最後の時のことをお願いに上がったそうですが、その後病床で洗礼をお受けになられ晴れてクリスチャンになられたので、A姉はご住職に謝罪に上がったそうです。そうしたらそのご住職は寛容に対応してくださり、その後小田原教会の牧師が辻説教をした時に通りかかると必ず足を止めて最後までお話を聞いてくださり合掌して去られたと聞いています。宗教を越えた深いお交わりができたベースにいたご夫妻の記憶です。

私の結婚式の時の主賓は郷土史家の立木望隆氏でした。この方は歴史家としての一面だけではなく、茶道かとして、そして俳句家としての一面もありまして、A姉はこの方に師事していました。
立木氏が自費出版していた「芦間乃道」の中にある風塵抄と称した俳句のコーナー
如月の 遠山の名を 問われけり
杉の秀(ほ)を 絞り木枯らし 過おりすぐ
そんな歌が載っています。
A姉は立木氏が小4、5年の僕を呼ぶ呼び名をそのまま呼び続けてくれる方でした。

20160222-01


そんな最中、久野では山中に計画された産廃処理場の反対運動がおこり、A姉も熱心に反対運動を闘いつづけてくれました。この闘いの代表がA姉の一人息子さんの友人であったことは大きなファクターでしたが、本当に頼もしいメンバーでした。
共に市内をデモしたり、教会内でもアジってくれたり、横浜の県庁まで抗議に行ったり、時には計画地で建設を強行する輩を相手に体を張った戦いもし、学習会や行政説明会、数々の裁判においつも一緒に行っていました。

晩年の20年弱のお付き合いでしたが、濃いお付き合いをさせて頂きました。ですので急逝の知らせは現実味のない夢のような感じでしたが、当初の最後のシーンの話を聞いてA姉らしい神に導かれての凱旋にすこし納得して来ました。
生き切った人生故の最後のシーン。天国への凱旋に残された僕らも希望を頂きました。願わくば、僕もそうした神様の導きがありますように。

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