ホームレスのセーフティネット

13日の昼食時に教会仲間に野宿問題のコメンテーターをさせてもらったことはこちらにも書いた通りです。
その中でいくつか質問を受けましたが、その中で「女性はいないのですか?」と言う質問がありました。
確かに路上で寝ている女性は男性に対してきわめて少ないのが現実です。それは男性に対して体力的に弱かったりする点も挙げられますし、まだまだ日本の社会は男女が1つの家庭を持った時に男性の給与の方が多いのが現実で、男性はその収入が無くなった時に一人で抱えてしまうきらいがあります。すなわち家族を守れなかったと自己嫌悪に陥り行方をくらませてしまうケースです。もちろん家族のお金を使いこんでしまってと言う原因が自分の場合も少なからずあります。

女性はそれに対して下記のように働き場所を探そうという力強さがあります。性風俗がいい悪いを別として逃げずに新たな自分の人生を見つけ出すためにホームレスにならずに「再就職」します。そこが女性が少ない理由ではないかと思います。

三上さん、38歳。三上さんには家がない。

東京と埼玉でデリヘル(派遣型性風俗サービス)を展開する風俗店「池袋デッドボール」に勤めている。顧客から指名が入るまでの「待機部屋」が、三上さんの “自宅”だ。
繁華街の片隅にあるマンションの一室。5人も入れば手狭になる1DKで一日を過ごす。仕事以外の用事で外出することはほとんどない。
給料は歩合制だ。客が支払う6000円から1万円ほどの料金から店が仲介料を取った残りが、女性たちの手元に入る。仕事が多く入れば1日2万~3万円を稼ぐことも可能だが、収入ゼロの日も多い。

三上さんが風俗業界に入ったのは16年前。23歳だった。以前はスーパーの店員として働いていた。初めての一人暮らしで、家賃や生活費をまかなうので精一杯。洋服代や遊興費を工面するために軽い気持ちで消費者金融に手を出した。額は多くはなかったが、借り入れは毎月続き、利子はどんどん積み上がった。
決定打は、友人からカネを貸してほしいとせがまれ、数十万円を融通したことだ。すぐに友人は音信不通に。三上さんの借金の総額は400万円以上にもなっていた。スーパー店員の稼ぎだけでは到底返済できない。スーパーを辞め、風俗に足を踏み入れた。
「自分が悪いのはよくわかっています。でも、親兄弟を頼ることはできませんでした。当時の私には、風俗しかなかった」

<今日は 9:00 ~ 23:00 の受付予定です。お誘いお待ちしてます。三上>
30代後半になると、20代前半の時のように割よくは稼げない。体力的にも風俗だけでは限界に近づきつつある。
「でも、抜けられない。昼間の仕事に就けないんです。待機部屋で寝泊まりしているって、住所不定ってことですから」
仕事を探そうにも自宅がなければ取り合ってくれない。家を探そうにも門前払いだ。保証人もいない。
「夢、ですか? ないですね。あ、でも家賃3万9000円のアパートを見つけたんです。そこになんとか入れたら……それが夢……かな」
路上では寝ていないから見えづらいが、三上さんは「ホームレス」だ。風俗という“セーフティーネット”が、彼女たちの貧困を覆い隠している。


(Yahoo!ニュース編集部/AERA編集部)



でも文章を読んでいて、ほとほと日本は弱者に冷たいなぁ、と思うのです。
たとえば恒例のホームレスの方がアパートを借りようとすると、家族がない高齢者と言うだけでほとんどの物件はNGになります。
お金のあるなしに関わらず、もし最期の時をこのアパートで迎えた時、ご遺体や家財道具をどうするのか、が明確でないと借りられない。
コミニティの回復が求められているんだなぁ、と思ってないません。違法行為を含めた性風俗のお店の方が社会よりよっぽど暖かい社会なのかもしれないのはあまりにも残念なことです。

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