小田原オリ-ブ

小豆島から帰ったばかりのところに、知人からFBのお知らせ。

20151107-11

小田原駅前のハルネ・梅丸広場で長友姫世氏をお招きしてオリーブオイルの講演会を行う、という内容。
氏は日本人で唯一のイタリア政府農林食糧政策省公認のオリーブオイル鑑定士という肩書をお持ちの方。
楽しみィ~(^_^)/

20151107-18

13時からの講演に先駆けて、今回の企画立案者の小田原市農政課の青木さんからオリーブでの営農について。

20151107-12

ベースにあるのは、農家の高齢化や跡継ぎ問題に端を発する耕作放棄対策であり、同時に鳥獣による被害にあいにくいという農作物ということでチョイスした。
オリーブは日照時間2000時間、や年間降水量が1500mm以下など条件が必要だが、降水量は小豆島の1100mmに対して小田原は2020mmと条件から外れてしまっている。が、いろいろと調べると根腐れ等がなければ大丈夫そうなので斜面利用を中心に生産に踏み出した。
施肥は3,6,10月で、アキナゾウムシやハマキムシの防除を心がける。
(収穫がし難い)上に延ばさないためにも5m感覚に植えることが望ましいが、それだと1反40本、収益性は高くなく、オリーブだけでの生計は難しい。
近隣では、茅ヶ崎に湘南オリーブ株式会社さんがあったり、伊豆松崎の石部オリーブ園さん(ここは実ではなく、オリーブ茶として販売)、吉浜の大同さんは120本の操業を始め、小田原市内も一夜城にも出る園を作り、小田原市久野や曽我でも営農を始めた方がいる、とのこと。

へぇ~久野でもやっているんだ\(^o^)/

そんなお話を伺った後、いよいよ長友さんの講演会です。

20151107-13

生育から抽出までの工程ごとの注意点をお話しいただきます。
全て(1点でもNG)ならそこですぐれたオイルにならないので、実を傷つけないようにとか汚れを落とすようにとか、は食品会社の研究室に勤めていた関係からよくよく理解できますが、漬物(発酵食品)系の会社では味わない難しさは、オイルは酸化する食品であること。作業時間やいまでは密封下での作業など如何に空気と接触させないかも大きな課題だと語られます。

さて、僕ら素人がオリーブオイルというとぱっと頭の中に思い描くのは、エクストラバージンオイルという単語。
少しこのオリーブオイルの投球に関する聞いた話を記したいと思います。

20151107-17

食用に使用されるのは、エクストラバージンオイルとバージンオイルの2種類。こうした等級は長友さんらオリーブオイル鑑定士の方が決めます。
ここで不可とされたオイルはランパンテという等級で飲食は不可ですが、精製をしてバージンオイルを混ぜれば食品として出荷できるそうです。しかもこの比率の明確な指定はない(@_@;)
また絞りかすに溶剤を入れ(溶剤に搾りかすを溶かし)たものをポマースオイルと呼び、こちらもこの状態では飲食不可ですが、精製をしてバージンオイルを混ぜればオリーブポマースオイルという名で食用に販売ができるそうです。

そして驚くべきことにこれはヨーロッパ基準で、日本にはオリーブオイルの基準はなく、日本においてはエクストラバージンオイルという表記は鑑定士を無視してつけても違法にはならないという事。
また、「輸入国・スペイン」のような表示ラベルであっても、それはオリーブの木がある国である必要はなく、オリーブを生成作業をした国である必要でもなく、単に日本に輸出した国である、という詐欺まがいのような表示がまかり通っているのだそうです。
世界4位のオリーブオイル輸入国としては少しお粗末ですね。

さて、ここで利きオイルをさせてもらいました。

20151107-15

オリーブオイルはオイルの色は特にこだわる必要が無いとのことで、鑑定士が鑑定する時はブルーのクラスでティスティングをするそうですが、今日は簡易。

20151107-14

オイルですので、カップの上に手を乗せ(僕らは石鹸を使ったりするので匂いのない紙の方がいいかも、とも)中の香りを逃がさないようにして底をもう片方の手で温めます。

20151107-16

口に含んだら口を「イー」と開いてそこから空気を口の中に含みます。

2つのティスティングをしました。
まず最初。
香りが鼻につきます。そして口の中にも香りが広がり、むせるような苦い油がのどを通過します。
2つ目。
香りもなく、口の中にも香りが広がりません。そしてのど越しも苦くはありません。あれ?1つめの濃さで嗅覚・味覚がばかになっちゃったかな?2つ目は良くも悪くも普通な感じです。

その後長友さんから説明をしてくれました。
1つ目はエクストラバージンオイル。2つ目はディフェット(欠陥)オイル。収穫時に潰れて発酵し、その後酸化も進んだもの。でも開封したばかりだそうです。

約1時間の講演の後、質疑がありました。「市販のオリーブオイルの選び方」というものでしたが、前述のとおり日本は法的な指導がないので、ラベルだけでは判断はできないという回答。購入者がスキルをあげていいオリーブオイルを購入することが大切なんでしょう。

非常に有意義な時間でした。
連れの実家のミカン畑。もう価格的にも厳しい小田原みかん。ここを抜根してオリーブを植えてみたいな、と青木さんに相談し、既に久野で栽培しているKさんと名刺交換して会場を後にしました。

せっかく教わったので、ということで、久野のKさん宅を訪問。
ご主人からいろいろとお話を伺ってきました。

20151107-19

20151107-20

ありがたいことに連れの実家の畑に植えた際にはいろいろとアドヴァイスを頂けるという事です。
55歳。あと数年で定年を迎える時、そのあとの人生の楽しみになりそうです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

take1960

Author:take1960
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター