主によって立ち上がる

6月28日、小田原教会に与えられたみ言葉は、ルカによる福音書 17章 11-19節。表記のタイトルの説教を長井美歌牧師より受けました。
今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)


イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。
ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。
その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」
それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」



僕はこの聖書の箇所が苦手だったのです。とかく我を忘れることが多く、興奮するとまわりの空気を読まず一人有頂天に盛り上がり、後々冷静になってからその自身の行動を恥じることが多く、それは「若気の至り」という時代だけではなく「雀百まで踊り忘れず」ではないですが年を重ねてもそうした浮かれてしまう習性は変わらないのです。野球やサッカーの選手がホームランを打ったりゴールを決めたりすると、神に祈りますが、僕なら驚きと興奮でただ興奮して終わっちゃうような気がします。ああ、感謝の祈りをするのが当然だと思ってもあとの祭りなわけです。
だからこの聖書を読むと癒されて病が治った瞬間、僕も「大事なことは何か?」を忘れて治ったことをただ喜び、きっと家族のもとに行ってしまう9人のクチだな、と思ってしまうのです。
でも同時に自分を慰めるように「放蕩息子のたとえ」(ルカ15:11-32)を思い出し、9人もきっといつかは「よく私のもとに帰ってきた」とイエスに行ってもらえるだろうと思っていたわけです。それでも後ろめたい気持ちは残るのです(笑)

実は、長井牧師も自身の就任からの3か月間が過ぎ就任式をした今、果たして「神様自分にふさわしい任地を与えてください」という祈りの中で小田原に着任したこと、そしてそのあと忙しくも恙なく過ごせたことを自分の力のように過ごしてきてしまったかもしれない。小田原に来れたこともこの3か月間働けたことも神の導きであることではなく、自分の力のように感じてしまったこともあったかもしれない、と語りました。

そのカミングアウトは僕にとっては驚きと感激の言葉でした。ああ、この9人と僕以外にもイエスの所に戻らない人がいてくれたのだ、というのは救いです。
そして、そのメッセージを聞きながらこの9人のことを思い出します。聖書にはこの後日談は書かれていませんが、「放蕩息子のたとえ」のように、時が遅いということはない、ということが実感できました。
主よありがとうございます、という感謝は、たとえその場で帰った1人の青年のように直ぐでなくても大丈夫なんだという実感がふつふつとわいてきました。
我を忘れる興奮が冷めやり、心静かに落ち着いたとき、出来事を冷静に分析し、神の愛を思い出して感謝の祈りをささげる、それが大事なのでしょう。その時こそ、この1人の青年がイエスの元に帰った瞬間なのでしょう。タイムラグにはこだわらなくていいのでしょう。

このイエスの元に帰ってきた人がサマリア人であることに長井牧師は注視します。それは皮膚病にかかるかどうかを別として異郷の民という蔑視を嫌というほど味わってきた人生ゆえに、明日以降の不安とそれを打破するには今日のこの大きな奇跡を起こしてくれたイエスの力にすがることだと気が付いたからではないでしょうか?
人生最大の転換期、と思うのは、この世に生を受けてから今までの間の中でのことです。しかし、明日以降の人生においてはもっと大きな試練があるのかもしれません。
「立ちなさい」「あなたの信仰があなたを救った」というイエスの言葉、それはインマヌエル、神共にいる約束。あした以降のあなたの人生の道をイエス自身が切り開いて共に歩いてあげるという約束の言葉です。
導きに従って歩ませてくださる神にただただ感謝と賛美の祈りをもちたいものです。

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