黄色い集団海を渡る(9)

アメリカのRFLはある意味目的が明確です。それはアメリカの政治・行政を動かすためには資本武装をすること。
つまりは日本のように、議員を動かして政治・行政を変えるのではなく、団体が直接その集めたお金で社会を動かしているからなのでしょう。
だから日本の署名活動のように何万筆集めました、○○先生これだけの人が望んでいるのですから国会に上程してください、という感じで、資金を集めます。その一つがRFLなのでしょう。
故に、エントリーした1年前から、僕のところにもアメリカ対がん協会とCambrian_RFLから数日に1度メールが来ました。
それは、はーい、Take がんばって募金活動しているかい? とか、あなたの募金目標額はいくらなんだい?目標額めざしてイベント考えてね、とか、早い人はもう目標額100%達したよ、Takeも負けずに頑張ってね、とか、参加チームの○●ピザ店で3月△△日にピザを食べると10%が募金になるから食べに行ってね、とか、チーム■■の××さんは今週末にガレージセールをして募金活動するからインターネットで拡散してね、というようなすべてと言っていいほどのメールに「募金」の二文字がありました。
日本人の感覚では、そこまで「金金」っていうなよな、と少しげっそりとするようなメールのオンパレード。

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(もしかしたらもっと多くの会場で開催されているかもしれない。参加をしようと思った時リサーチしただけでこれだけあった)

しかし、それを受け入れるアメリカ人は、そう言うお国柄という側面のほか、この方法が彼の国での一番の政策実現だという事を知っているからであり、だからこそこの15×10km四方の中で5か所も6か所も開催していながら、どのRFLでも数十万ドル(ちなみに今年のRFL_Cambrianは71 teams and 640 participants have raised $242,748.25(約3000万円)だそうです。そしてその額は終盤のチームキャプテン会議で、他のところは順調だから、うちも負けずに頑張りましょうというハッパがけがあったとのことですから他会場もいうに及ばないでしょう。
開催前日までに大方の寄付が集まり、当日は今年もみんなで頑張ったね、という打ち上げを兼ねている。そんな感じでししょうか?

夕方6時からの開催です。僕らは午後3時に会場に入りました。アメリカではキャナピーと呼ばれているワンタッチテントは、大会本部から1つとウェスレー合同メソジスト教会信徒のU姉から山本牧師が借りてくれました。そして椅子も大会本部が4脚、そして教会から7脚狩り、テーブルも本部が1つ、U姉から2つお借りできました。
実はこうした設営品がどれだけ手配できるかがチームのテント内イヴェントの成功のカギだと思うのですが、まきどんさんを通じて大会本部に問い合わせをしても「どうにかできると思うよ」というアバウトで頼りない返事のまま当日を迎えました。ですから今回物見遊山ではなく(かっこよくそして僭越ですが)、RFLへの責任を持ってチーム参加で『行こう』と一歩踏み出せたのは現地に山本牧師がいてくれて蔭で動いてくれた功績があるからです。本当に感謝です。

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テント内のディスプレィが完了し、いよいよスタートです。15分遅れでしかも舞台の上はスピーカーの設営中ですが開会式がありました。なにぶん英語が分からないので推測の域でレポを続けますが、
まず実行委員さんの挨拶、そして参加者の一人がこの大会にかける思いのたけを涙ながらに話し、ザイリンクス社の社長が舞台であいさつ。この時がひときわ大きな拍手と歓声があったし、舞台上にはザイリンクス社の横断幕が飾ってあったので、まきどんさんにお聞きすると、どうもこの大会はこのスポンサーが出資して開催しているようです。
つまり、会場費や舞台設置、トイレやテントリース料などはこのザイリンクス社が一手に引き受けてくださっているようです。また、募金集めのトップ(アダルトとユースの部各1グループの代表)へもザイリンクス社から表彰がありました。
このことから考えれば、日本のRFLのように募金から必要経費を引かなければならないという作業が不要なので金額も大きく伸びるのだと思います。

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ルミナリエも普通の紙袋(日本は防水紙)で1枚10ドル(約1250円)。日本のそれに比べればはるかに高いですが、このルミナリエもチーム募金として換算されます。つまりこの費用もザイリンクス社が提供しているのでしょう。

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そして会場のアイダプライス中学は市民ホールが同じ敷地内にある学校です。しかもこの日は授業がある日で、12時ころに会場へ下見に行った時は校庭で体育の授業(もしくは休み時間)で子どもたちが遊んでいました。こうした公共の施設を借り受けることができるのはどうしてなのか?をたまたま隣のテントになった長老教会の牧師に聞くと(正確にはまきどんさんに聞いてもらうと)、市民の施設なんだから市民のコンセンサスが取れれば何も問題ないんじゃない? とのことでした。
たぶんアメリカ対がん協会の活動の一つにがん教育があるのだと思います。そして教育は授業の中だけではなく、こうした啓発イベントも大事だと伝えてあるのでしょう。だからこそこうした公立学校のグランドが借りられるのでしょうし、またそれを裏付けるのは参加者の数割が子どもたちであることです。
極論から言えば、この中学校の文化祭のテーマが「がん啓発ーRFL-」で、その各クラスのテントの中に僕らもテントを晴らしてもらっている感じです。
子どもたちだけのテントもあるし、彼らが友達同士楽しそうに歩いている姿が目立ちます。

社長の挨拶のあとはアメリカ国歌斉唱と続きいよいよスタートです。
個々のイベントの紹介は次のトピックスに回すことにしましょう。

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