十二弟子を選ぶ

1月18日小田原教会は、次週下館教会で就任式をお受けになる相原聡伝道師をお招きして御言葉を語っていただきました。与えられた聖書の言葉はマルコによる福音書 3章13節~19節です。
今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)

イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。
そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。
こうして十二人を任命された。シモンにはペトロという名を付けられた。ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲス、すなわち、「雷の子ら」という名を付けられた。アンデレ、フィリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルファイの子ヤコブ、タダイ、熱心党のシモン、それに、イスカリオテのユダ。このユダがイエスを裏切ったのである。



あなたにとあるプロジェクトのリーダーを頼まれ、部下を12人与えるからしっかりやってほしい、と頼まれたらどんなメンバーを選ぶだろうか?
営業能力の高いあいつだろ、それにPR力が強いあいつと、デザインが素敵なあいつと…
会社のメンバーの顔を思い浮かべながらスキルの高い人をチェックするのではないでしょうか?

この直前、イエスは大勢の群衆がイエスのもとに近寄ったことが記載されていると相原伝道師は語ります。
イエスは弟子たちと共に湖の方へ立ち去られた。ガリラヤから来たおびただしい群衆が従った。また、ユダヤ、エルサレム、イドマヤ、ヨルダン川の向こう側、ティルスやシドンの辺りからもおびただしい群衆が、イエスのしておられることを残らず聞いて、そばに集まって来た。
そこで、イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである。イエスが多くの病人をいやされたので、病気に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからであった。
(マルコ3:7-10)

その多くの群衆はもちろんイエスに対してリスペクトしているわけで、弟子として選ばられる可能性もある訳です。その中には高いスキルを持っている人もいたかもしれません。
しかし、イエスは12人を選びました。
そのメンバー構成は、のちに『あなたは3度知らないというであろう』と預言されその通りになったペトロ、同じく後に名前の冠のように『裏切り者』と言われたイスカリオテのユダ、ゼベダイの子のヤコブとヨハネは雷兄弟とあだ名をつけられるのですからきっと短期で怒りっぽかったのでしょう。
シモンは熱心党というテロをも辞さないような武力的なグループのメンバーでしたし、トマスは甦りのイエスに対して『(刺された)脇腹に手を入れなければ信じない』という懐疑的な性格だったようです。いずれも僕らの目には欠けのある人たちに見え、決して大勢の群衆の中からスキルの高い人たちを選んだようには見えません。

そこが神の召しと人の目によるチョイスの差でしょう。
神は何故スキルの高い人を選ばなかったのか? と言えば、今風に言えば「勝ち組」の人が支配する世界を望んでいないからだと思います。
相原伝道師はマタイ9:12-13を例に話を続けます。
イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

スキルの低い人、欠けのある人たちは、イエスが例題にするところによると「病人」です。良くなるためには医者のいうことをよく聞き、その指示に従う必要があります。
12弟子たちもそういう意味では、まだまだ伸び代があります。欠けをなくしていくことでよりレベルの高い人になれる可能性があります。
でも、そうならなくてもいい社会が必要でもあります。

昨日とある野宿を余儀なくする方の入院を記しました。そうした方が生き難さを感じない社会、それは「勝ち組」と自負する人たちだけでは作れないかと思います。
弱者に目を向けて身を添えることができる人、イエスの選んだ弟子たちは、もしかしたら怒りっぽいとかまわりを見ることなく猪突猛進するとか重圧に耐えきれず簡単に裏切ってしまう人だったかもしれません。でも、選んだ裏には、もしかしたらこうした弱者に添うことができるメンバーだったかもしれませんし、もしかしたらこの時点ではできないけれど良い医者(イエス)の「自分のそばに置く」ことで、そう成長できるメンバーだったかもしれません。
そしてイエスはその弟子たちを派遣する、つまりはイエスの望んだ社会を構築しようとしたのではないでしょうか?

弱くて欠けのある自分ですが、それでも神は教会につなぎとめてくれています。会社のプロジェクトには選ばれないような出来の悪いものでも、招くのは「罪人である」と言われたように、それに感謝してイエスという良い医者のもと歩んでいきたいものです。

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