イエスに招かれる資格

12月7日、小田原教会に与えられたみ言葉は、コリントの信徒への手紙Ⅰ11章27-34節。表記のタイトルの説教を島耕一牧師より受けました。
今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)
島牧師の説教概要はこちらに記載されます。

従って、ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです。そのため、あなたがたの間に弱い者や病人がたくさんおり、多くの者が死んだのです。わたしたちは、自分をわきまえていれば、裁かれはしません。裁かれるとすれば、それは、わたしたちが世と共に罪に定められることがないようにするための、主の懲らしめなのです。わたしの兄弟たち、こういうわけですから、食事のために集まるときには、互いに待ち合わせなさい。空腹の人は、家で食事を済ませなさい。裁かれるために集まる、というようなことにならないために。その他のことについては、わたしがそちらに行ったときに決めましょう。


『行間を読め』とは読書をする時によく言われる言葉です。が、今日の島牧師の説教を聞いて、行間だけではなく、『その文章の書かれた時代の背景を読むこと』と、書いた人が後世読む人に何を言わんとしたのか?つまりは、その文章を自分と照らし合わせて読む大切性を感じます。

パウロは、次の教会に行った後、前に行っていたコリントの教会が心配になり手紙を送っているわけです。それは今の日本キリスト教団に照らし合わせるとなじまない行為に見えます。
それは前任の牧師の影響が強ければ、新たな牧師に対して「前の先生はー」と否定的に接したり、時には教会の分裂すら起こすことがあるかもしれないからです。今日の聖書の箇所の少し前に、党派心にもとずく教会内の争いのシーン(第1コリント1:11)「私はパウロにつく」「私はアポロにつく」「私はケファ(ペトロ)につく」、「いや私はキリストにつく」と、信徒たちが特定の指導者たちとのつながりを強調して互いに分派を形成して自らの権威と正統性を主張しあう中、現在の牧会の中心人物と派閥になってしまう可能性を持ちながらも、パウロは言わなければならないと思ったからこその手紙だと思います。

何をそんなに忠告をしたかったのか?その一つが今日の言わんとしたことでしょう。
イエスが言わんとした神の愛。隣人と一緒に歩む人生。
『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』(ルカ10:27)
の信仰・精神。

しかし、当時奴隷に家の中のことや仕事をさせ、家の主人ファミリーは先に教会に行き、「暇だなぁ、やることないから先にはじめちゃおうか」と会食を始めてしまい、奴隷の人たちが仕事を終えて教会についたときには食い散らかしの食事の残骸がある…。
平等をうたうキリスト教の信徒同士なのに…。お腹を空かして仲間の(はずの)ところに行ったら、食事の残骸。そんなものを見たらきっと悲しいでしょう。わびしいでしょう。

イエスの伝えようとした愛に生きる生き方。そこに神の救いを見たパウロはきっとそうした不平等が赦せなかったのでしょう。

実はこの箇所は「聖餐式」の際に使われる箇所です。『相応しいもの』を洗礼を受けたものとして、相応しくないものは聖餐にあずかれない、と多くの教会は語りますが、洗礼を受けても隣人愛などどこ吹く風、という方もいますし、受洗前の求道の方でも心から聖書に従って生きている人もいます。

イエスは弟子たちに洗礼を授けた記載はありません。もしかしたら授けたかもしれないですが、それでも些細なことだったから誰も記録を残さなかったのでしょう。
それは、受洗という『印』が大事ではなく、イエスの言うような愛のある人生の歩みが大事であって、「受洗」したことを誇るのではなく、毎日の生活の中に大切なものがある、というのは、全く今日のパウロの言わんとしたことでしょう。

そういう意味では、今日の箇所は先に食べたという事実ではなく、他人のことを気にせず食べたという感性。他人のことを気遣わなくても平気な気持ちの問題だと思います。
愛するということは見えない感性のことですから・・・。

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