温故知新(甦った町々を訪ねて) 愛と業

以前、一神教のキリスト教は他に神を認めない故に争い、日本の神は八百万、さまざまの神の存在が融合しているのでそうした悲惨な争いはない、という意見を聞いたことがあります。
まったく理にかなわぬ話だと思います。

もちろん、キリスト教の歴史の中にはその強大な権力をもって、アジアや南アメリカを支配したり、イスラム教との十字軍の戦い、そして近年の国際的な戦争の中心にはクリスチャンの多いアメリカがいたりします。しかし、だからと言って他の宗教にはそうした諍いはないとは思えません。
日本神話(神道の世界)でも国譲り神話と言われる話は、大和朝廷と出雲王国の戦いの話であり、その裏には信仰の話が出てきます。
そして今回北陸を旅して、朝倉・平泉寺と一向一揆の諍いを見聞きしました。
昔、むかし、歴史の教科書を通じて学んだことはあれども、一向一揆ってなんだっけ・・・?お恥ずかしながらそんな世界。
という事でアマゾン古本をポチっ!

20141109-01

どうせならと好きな作家の五木寛之さんのをチョイスしましたが、残念ながら歴史書というより、「少年少女のための偉人伝」、小学校の図書館にあったイエス様とか聖徳太子とかといったような感じ。
でも、吹けば飛ぶような本願寺が蓮如の伝道によって次第に大きくなって、それによって周囲からのやっかみが大きくなるのは、なんだか福音書を読んでいる気分(笑)
そして文中の親鸞から始まる浄土真宗のトピックスも聖書に似ているところもあり、面白く読めました。

同じ仏教の中でも、平泉寺は天台宗、朝倉氏の菩提は曹洞宗、と、ただ神仏にすがる宗教ではなく、修行を大事にする宗教。そこに考えの違いを生じるのは、ユダヤ教とキリスト教徒の関係のように見えました。

しかしいずれの宗教も殺戮は禁じているもの。それなのに殺し合いがあるのは宗教に問題があるのではなく、その宗教を歪んで解釈させようとした人たちが策略したせいでしょう。
しかし当の諍った人たちは、それぞれ必死に生きたのでしょうね。それは分からなくはありませんが、そうすることで自身の信仰を陥れてしまうし、偏見を持たれてしまう事になります。

宗教が「愛」を求めるものであっても、その宗教にすがる僕たちが「業」でその「愛」をつぶしちゃあいけないことは確かです。
もう少しこの地方の歴史を学んで再度北陸の地を訪れたいものです。

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