キリストを通じて共に

10月19日、小田原教会に与えられたみ言葉は、詩編 133編。表記のタイトルの説教を島しづ子牧師より受けました。
今回も礼拝で説教を聞いた内容を一信徒が思ったことを含めて綴ってみます。(説教の要約ではありません)


 【都に上る歌。ダビデの詩。】
見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。かぐわしい油が頭に注がれ、ひげに滴り 衣の襟に垂れるアロンのひげに滴り ヘルモンにおく露のように シオンの山々に滴り落ちる。シオンで、主は布告された 祝福と、とこしえの命を。



8月31日の主日に同じ御言葉でメッセージを頂きましたが、もう少しというご意志で再度同じ御言葉でメッセージを頂きました。
『兄弟たちが共に座っている』というこの聖書が言っている言葉を聞くと僕は思い出すことがあります。
1980年、日本がバブル景気に沸いている時、中近東から多くの方が日本に出稼ぎに来られましたが、バブルの兆しが薄れてきたころ彼らの多くは仕事のない年末年始を過ごす場所を寿に見出しました。
時同じく僕も寿の越冬ボラに参加し、不寝番の作業をした時、同じボラの人が何かのきっかけに僕がクリスチャンであることを知り、いろいろとキリスト教のことを聞きそれに僕が答えるという時間を過ごしたことがあります。
中近東から来たと思われるその人も同じ部屋に居てその会話をじっと聞いていたのでしょう。朝になって不寝番のボランティアが終わる時、その中近東の方が僕の所に近づいてきて『同じ聖書を読む仲間』と握手をしてくれました。イスラム教の方だったのでしょうけれど、違いを強調するのではなく、些細な共通項を見つけてくれて握手をしてくれたことにとても感動をしました。日本で生活していると、仏教や神道は少しは身近に感じますが、イスラムに関してはてんでわからなく遠い存在でしたが、この握手でとても身近に感じたものでした。知らない故の怖ささえあったイスラム教が俄然親しみのある宗教になった瞬間でした。
兄弟…赤の他人だった隣人が兄弟のようになる…それは大いなる恵み。御言葉を聞くたび思い起こす出来事です。

島先生は、文語の聖書に「睦まじく座っている」と書かれているといいます。またボンヘッファーは、それはキリストを通してだ、と語っていると言われました。
睦まじいかどうか、の判断は誰がするのでしょうか?
今世界ではイスラム国の問題で揺れています。イスラム国自身のカルト的な原理主義は全く持って肯定はできませんが、それがイスラム教のすべてではなく、僕らと一緒にこの時を共に過ごせるイスラムの人の方が圧倒的に多く、それを十羽一からげにいうことに僕の体験から否定をします。

国際社会で相容れないようなイスラムとプロテスタントキリスト教。そんないがみ合うようなへだたりにキリストは仲睦まじく住む種をまいてくれています。
それは自ら見つけなければわからないでしょうし、探し当てなければ成し遂げられないものでしょう。

が、島牧師は続けてラルシュホームの例を出して項も続けます。
仲良くできない時、辛い時は24時間我慢して一緒にいることがBestではない、と。距離を置くことで、関係が改善されることもある、と。
ラルシュホームという組織、組織である以上組織の存続が前面に押し出される、と思いましたが、島牧師は共同体を維持することが目的ではないといいます。
そこにいる1人1人が大事で、スタッフも組織の犠牲になってはいけない。生かされるためにそこにいる、と語ります。
距離が冷静さを取り戻したり、自分自身の自由を取り戻したりします。

イスラムとの確執。またシナイ半島のイスラエルとアラブの問題。そこにあるのは「国」という組織のために殺されている1人1人です。
兄弟が共に座っている…そんな兄弟たちの恵みが、組織の力で裂かれている。

島牧師は続いて言われました。
強いリーダーシップを持っている人が共同体を引っ張るのではない。弱い人間1人1人が助け合って共同体を作り上げるものだと。
キリスト教の始まりは、強いリーダーシップをとったイエスの磔刑の死から始まります。弱い弟子たちが震えながら必死になって作り上げた宗教です。
ですが、時代とともにその力が強力になった故に、組織のために1人1人が大事にされなくなったきらいがあります。
基本に戻ろう。お互い隣人と共に生きるためにどうするかを考えて生きていけたら、と思います。


****

今日は教会の中でもいろいろな出来事があった一日でした。今日のメッセージもその出来事とリンクし、ずっしりと重たいものでした。
そんな出来事にあわせて一度まったく別のインプレッションを記載しましたが、書いたものを読み返すとなんだか言いたいことが言えていないようだったので、全面的に書き直しました。

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