越前竹人形

昨年近しい2組の先輩友人とプチキャラバンを楽しみ、人生の第4コーナーを過ごす世代の僕らとしては、年に1度でも遊びに行きましょう、と約束してお別れしました。
この2組の友人の共通点は、福井にお住まいになったことがあるという事で、今年のプチキャラバンは福井に決定。10月30日-11月2日で休暇を取りその日を待っておりました。
ところがその矢先、1組(1人)の方から、旧に予定が入ってしまったとキャンセルのお話。
残念ですが、京都の町に行かないで名古屋経由でInするので、少し行程がゆったりになりました。
そんなことで、少し福井を検索したら・・・


さて、ここで質問です。
福井と言ったら…
あなたは何をあげますか?


(東尋坊はまぁ当然として)マイナーなものが気になる僕は、継体天皇とヨーロッパ軒をチョイスしましたが、時間の余裕が出てきたので、検索した結果、水上勉氏の「越前竹人形」を読んでみました。

20141011-01

行こうと思っている武生から山の中に入る場所でのお話なんですね。
食わず嫌いの水上勉氏でしたが、引き込まれて一気に読んでしまいました。
一昔前まで『裏日本』という蔑視された言い方だった日本海側は、鈍色の海の色のイメージと相まって、たとえば「夢千代日記」や「砂の器」などとあわせて、薄幸の結末が頭に浮かびますが、この「越前竹人形」も然りですね。
数年前、ジブリの「竹取物語」がヒットしました。この話で、かぐやは月で罪を犯したのでその罰として地球に来て、帰還が認められると同時に地球での思い出が消えてしまうという話。
芦原温泉という武生からも遠い場所から突然に現れた絶世の美女。その生業は遊郭での娼婦という昭和初期という時代にとってはまさに「罪(穢)人」、そして再度嫁いだ竹神でも過ちを犯してしまう、というこの世での性と死(月に行く)という浄化がオーバーラップしてしまいます。
そして、水上氏の竹林を描く美しさ。素晴らしい描写に感動しました。


そんな越前竹人形の里が、福井市から一乗谷の間の坂井市にあるようなのでここも観光の一つとして計画に入れたいところです。

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