明日のパトビラ(№840) - やはり危ない原発仕事 -

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。
B5の用紙なので字数に制限があり言葉足らずですが・・・・。


東日本大震災から3年4か月が過ぎました。復旧もままならない中、今まで問題のなかった南相馬の田んぼからセシウムが検出された、というニュースが流れてきました。第1号炉のがれきの処理が杜撰だったため、どうもその煤塵が南相馬方面に流れたのではないかと言われています。
僕らは事故前から原発関連の仕事を手配師から受けてもやめるように言い続けていたのは、その仕事の多くはまだまだ粗悪な環境だからだと思っているからです。
人の命や健康を本気で考えているのでなく、『使い捨て』と思っていたら、経済や作業効率優先にするでしょう。
今回のニュースはそれを物語っています。


地元の産廃焼却場の反対運動は、行政訴訟敗訴目前の神奈川県が業者を廃業させた形で終止符を打ちました。そしてその後業者は倒産。
管財人は、経緯を熟考して頂ける方で、まずは地元に負の遺産が残らないようにと工場の撤去の費用を最優先してくださいました。
廃掃法でダイオキシンが付着している建物の解体は、周囲を密封して措置に被害を出さないようにすること、が明記されていたので、白い厚手のビニールで大きな工場をすっぽり囲みその中での作業となりました。

ダイオキシンと放射性廃棄物の危険度がどちらが高いと比較するのはナンセンスだと思います。どちらも不要な汚染物質を体内に取り込まないようにすることは大事です。
ですが、、下記【追記】に全文を載せたように、東電はいい加減な作業をして、3年半たった今、また南相馬市に被害を与えた。今までND(NonDetect)だった田んぼから検出される事態になった…。お米が売れなくなるという実被害だけでなく、やっと復興に向けて頑張ろうという気持ちになったお百姓さんの意気に水を差したのです。

なぜ、そういう作業手順をしたのか? と問えば、きっと経済面、効率面を最重視したからでしょう。 念には念を入れて安全対策を取って、というのなら、原発がむき出しの状態で放置していることも、そこでほこりが舞い立つような作業をすることも問題あるとすぐに気が付くはずです。

1990年、僕が横浜・寿で学びながら活動している時から、町中にコンパネで書かれたスローガンがありました、
原発に殺されるな!
安全面が確かなら一つの仕事かもしれないけれど、これだけ大きな問題になっている最中でも人の命、住民の生活が、東電の経営面、作業の効率面より軽視されているところはやはり行ってはいけない。

…こう書くと、じゃあいつまでも片付かないじゃないか! と反論される方も多くいるでしょう。
僕はその反論を、だからともに正しい解決に生かしてほしいと返答させてもらいます。片づけるな、ではありません。
東電は片づけ方の手順の中で重要視しなければいけない順番を間違えるな、なのです。

(原発において)仕事を探している人が安全に働ける、などはあり得ない環境ですが、それでも作業をする人、地域に住む人の安全が最優先されるように考え方を改めてほしいものです。
****

福島県南相馬市で昨年秋に収穫されたコメから国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、農林水産省が福島第1原発のがれき撤去作業で生じた粉じんが原因の可能性があると指摘し、東京電力に防止策を求めていたことが14日、明らかになった。

20140716-01

 基準値超えのコメが収穫されたのは、原発から21キロほど離れた同市原町区太田地区の14カ所と20キロ圏内の同市小高区の5カ所。農水省が調査した結果、放射能濃度は、昨年8月中旬以降に出穂した穂などで局所的に高かった。
 基準値超えの原因は現在も特定できていないが、農水省は同原発で昨年8月19日、3号機のがれき撤去作業の粉じんで作業員2人が被ばくした事実に着目。粉じんが風に乗って飛散し、コメに付着した可能性があるとみて、ことし1月に原子力規制庁に相談。同3月、東電に原発の作業で放射性物質を外部に出さないよう要請した。
 東電は今月中にも1号機のカバー解体に着手する予定。東電は農水省からの要請を認めた上で、「敷地外の影響は調べておらず、(コメ汚染との)因果関係を発表する立場にない。現場作業では散水や吸引などの対策を強化する」と説明する。
 農水省は2月の南相馬市での説明で、放射性物質の外部付着の可能性を指摘したものの、原発作業との関連については言及しなかった。その後の東電への要請についても市に連絡はなかった。
 農水省穀物課は「原発からの飛散も可能性の一つという段階で、報告はしていなかった。さらに調査して原因を解明し、対策を講じていく」と説明。桜井勝延市長は「もっと早く説明があるべきだった。原発作業による飛散があるとすれば、農業だけにとどまらない問題。対策を徹底してもらいたい」と話した。
河北新報 7月15日

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

take1960

Author:take1960
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター