電線からの離脱(Gorgeous編)

あしがらのピースイヴェント「オフグリットツアー」、そう電線からの脱却を考える1日の学習会が行われました。
場所は、山梨県都留市と神奈川県相模原市の旧藤野町。
朝7時30分、小田原駅西口に集合したメンバーは14名。晴天の元バスに乗り込み、御殿場を目指し、そこから東富士自動車道・中央高速道路で都留に向かいます。

「はじめまして」の方もいられるので自己紹介をしながら…
既に自営のために小水力発電を試みている若者とその友人で大学でそのジャンルを学んでいる人を除けば、あとはみんな素人の集まり。でも3・11を経験して、東電のマスコミを通じての報告を見聞きし、電気という今や生活に必要不可欠な道具を東電をはじめ電力会社にまかせているのは、まさに匕首をのど元に突き付けられて脅されているようなもの。なんとか「原発は必要ですから再稼働します」という電力会社の脅しに、じゃあ我が家にも送らなくてもいいです。わが町は独自でやっていきますから相変わらず原発No を言い続けます、と言えるようになりたいと願っている人ばかりです。

道路は比較的順調で、新しくできた道の駅「すばしり」でトイレ休憩しても9:40には到着。
まずは、市の観光PRの映画を15分ほど見させられます。そんな訳で(まぁ僕が歴史好きなので)そこら辺の話からスタート。

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この都留という町、戦国時代は甲斐武田氏の配下にいましたが、その額面通りではなく、今でも多面との付き合いがあった名残が言葉や文化に残っていると言われます。それは甲府とも御坂の厳しい峠を超えなければいけないこと,相模の国とも道志から犬越峠を越えなければいけないこともあって、また海産物の輸入の必要性もあって沼津などとは交流が深かったとミュージアム都留の管理業者の方は語ります。
また。郡内城郭を小山田信有氏が谷村に移転したことで、一番の町が谷村に出来上がりますが、この谷村あまり水環境はよくありません。そこでクリークを作って繁栄をきたしてと言われています。そのクリークで田畑と共に機織りの産業も大きく発展したそうです。

そんな歴史があって、いままた「エコロジー」という形での小水力発電で町おこしをしています。
映画のあと、Kさんの先達で街中にあるエコロジー施設を見て回ります。
ミュージアム都留の前を流れている川…

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水量豊富です。が前中の川なのか、半分だけを暗渠にして道路を広げています。小田原も多くの他市町村と同じく完全な暗渠が多いので、こうした発想は新鮮で水が見える暮らしは心に余裕を与えます。

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県道705号線沿いに第1小学校そばにある「元気くん1号」
2005年に4300余万円かけて作った1号機は8枚の長板を張り合わせた(1枚の板)、36枚の木造の羽が家中川の水を受け、4.3回転/分出回っています。そこから20kWの電気を生み出しています。

年3回、北杜市にある日本小水力発電株式会社のメンテを受けているほか、市役所の職員のメンテが適時に入るそうです。

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教団の谷村教会を横目に

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道路の反対の第一小学校の屋根の上にはソーラパネル。

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元気くん3号に到着。

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このスクリューを通じて7.3Kwの電気を生み出します。コストは3000万円。これは前2つの元気くんをうけ、「音(騒音)が小さい」ことと「ゴミ(異物混入)に強い」というメリットがあるそうです。この元気くんに入ってくる水量は0.6t/秒だそうです。
ここからこの用水に沿った小道を歩きますが、この小道の雰囲気がとてもいい。昭和中期から中後期に作られた家の多くは、高齢のご家族だけだったり、既に無人になったりしているようですが、前庭越しの木造の母家。僕らの年の人間は心が安らぐ風景です。

そんな小道の横に流れる水路にはこんな仕掛け。

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これは水流が早いと元気くん2号がエネルギーを十分に受け入れられないので、水流の速度を落とすのが目的だとか。
しかし固い岩盤を削ることに費用が掛かったり、羽本体をドイツから運び込むのに費用が掛かり、元気くん2号にかかった費用は約6,240万円で、生み出す電力は19kWです。

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3つの水力発電で市庁舎の電力やこの後見るエコハウスの電気を供給していると言います。耐用年数30年、さて初期費用とメンテ費用を含めて費用対効果はいかがか? は各自思うところがあると思いますが、古都の街並みを案内しながら、こうした最先端事業にも町をあげて取り組んでいることをPRするPR費込というのなら、ぼくらのような街を訪れる人もいるのですからいいのではないかと思います。

さて、町が企画しているエコ生活。後2つは隣接しています。植物栽培施設「城南創庫」とエコハウスがあります。
城南創庫は、ソーラシステムとLEDライトなどをあわせた「農業の工業化」を狙っています。食べ物の工業化にはかねがね疑問を持っていましたが、3・11以降、農地の汚染で農地にできない時、ハウスの水耕栽培ででも食べ物にかかわりたいという人の応援と、人口増加による食物不足を考えると、あながち否定することばかりではないようにも思います。
OMソーラや溶岩ブロックの外壁などまでも完備した明るい住宅でした。

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谷村駅前を通り、ミュージアム都留に戻りました。

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さて、藤野に向かいましょう。

テーマ : 脱原発
ジャンル : 政治・経済

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