100%致死量の75倍・・・想像不能の世界

東京電力は2日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器の内部調査で撮影した映像を解析したところ、一部で毎時530シーベルトという超高線量を測定したと発表した。
これは、とてつもない数値だ。ICRP(国際放射線防護委員会)の指標では、宇宙線や大地からの「自然放射能」に加えた「追加被曝線量」の公衆限度は年間1ミリシーベルトとされている。毎時換算でおよそ0.11マイクロシーベルトだ。福島原発事故後に日本政府が避難指示を解除する目安の除染目標にしたのは、年間20ミリシーベルト。長期にわたって居住が制限される「帰還困難区域」の線引きは、年間積算線量が50ミリシーベルトとされた。
1000ミリシーベルトが1シーベルトなのである。今回、計測された530シーベルトという高線量は、想像を絶する世界だ。「マイクロ」も「ミリ」もつかず、しかも「毎時」。1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社で起きた臨界事故で死亡した作業員の被曝量は、最大で20シーベルトと推定されている。放射線医学総合研究所によれば、毎時6~7シーベルトが100%致死量だという。
東電は「推定値だから30%の誤差がある」と説明しているが、7掛けしたって毎時370シーベルト。人間が近づけば即死するレベルであることには変わりない。

気がかりなのは、毎時530シーベルトという放射線量が、運転中の原子炉圧力容器内と同程度の放射線量だということだ。メルトダウン(炉心溶融)した核燃料が圧力容器の底を突き抜け、地下水と接触して再臨界に達しているということではないのか。
原子炉格納容器を設計していた元東芝技術者の後藤政志氏が言う。
「東電が公開したカメラ映像では、原子炉の真下に大きな穴が開いている様子が見えました。核燃料が圧力容器を破って外に漏れ出たことは間違いありません。ただ、それは、われわれ専門家が事故当初から指摘していたこと。東電や政府はなかなか認めようとしませんでしたが、メルトダウンは大前提なのです。今回、メルトダウンした核燃料が原子炉圧力容器を突き抜けて、外側の格納容器に漏れ落ちるメルトスルー(溶融貫通)が起きていることは裏付けられた。圧力容器を破るほどの核燃料では、格納容器はひとたまりもありません。圧力容器は70気圧に耐えられるよう設計されていますが、格納容器の設定はわずか4気圧です。建屋のコンクリート壁にいたっては単なる覆いであって、超高温のデブリ(溶融燃料)による浸食を防ぐことは難しいでしょう」

20170208-01

核燃料が原子炉建屋の床を突き破る「メルトアウト」が起きている可能性は高い。これが地下水に達していれば、いくら循環冷却しても放射性物質の拡散を防ぐことはできない。チャイナシンドロームが進行中のような惨状下にあると考えるべきだろう。
先月28日、事故後の復興について関係閣僚らが議論する福島復興再生協議会が福島市内で開かれた。議長を務める今村復興相が冒頭の挨拶で「福島、東北の復興も3月にはいよいよ7年目に入る。マラソンでいうとだいたい30キロ地点ぐらいにきているのかな」とホザいたのは、まったくもって信じがたい感覚だ。福島の現状をどう認識しているのか。事故処理はまだスタートラインにも立っていない。原因さえ解明されていない。それでマラソンの折り返しを越えた30キロ地点だと? こんな無神経な発言をして、大臣をクビにならないのが不思議だ。

東電は今月中に最新型のロボットを投入してデブリの状態を確かめる予定だったが、作業用足場に開いた穴が走行ルートを妨害するため、計画の練り直しを余儀なくされそうだ。毎時530シーベルトという高線量も想定外で、廃炉への道は、ますます混沌としてきた。
「この高線量では、ロボットに使われている半導体やモーターがやられてしまうので、2時間程度しか動かせず、限定的な調査しかできません。もっとも、仮に線量がもっと低くても、ロボットが正常に動くかは分からない。あれだけの過酷事故を起こしておいて、簡単に廃炉までたどりつけると思う方が間違っています。今回の内部撮影によって、政府と東電の廃炉スケジュールが完全に破綻したことが露呈しました」(後藤政志氏=前出)
事故が起きた11年の年末に発表された廃炉の工程表は、2年以内に1~4号機の貯蔵プールにある使用済み燃料の取り出し作業に着手、1~3号機の溶融燃料は10年以内に取り出し作業を始め、30~40年後に施設を解体撤去する廃炉が完了するというものだった。
事故からまもなく丸6年になるのに、工程通りに実行できたのは、4号機の使用済み燃料取り出しのみ。事故を起こした1~3号機の燃料には着手できない。建屋内の線量が高すぎて人間が近寄れないのだ。そのうえ、溶け落ちたデブリがどんな状態で、どこにあるのかさえ分からない。これのどこが「アンダーコントロール」なのか。
当初の計画からは大幅に遅れているのだが、政府はデブリの取り出しを21年に始め、30~40年で廃炉を完了させるというスケジュールを変えようとしていない。ここが悪魔的だ。

「政府の工程表は夢物語でしかなく、見直す時期に来ていると思います。福島原発の場合、燃料をすべて取り出して更地にするという意味での廃炉は、数十年単位では無理でしょう。問題なく運転終了した原発でも、廃炉まで数十年かかるのです。米国のスリーマイル島事故では、核燃料がまだ格納容器内にとどまっていたから、なんとかなった。世界的に見ても、過酷事故で燃料デブリになったものを取り出した例はありません。福島では、形状をとどめていないデブリがどこにあるかも分からないし、メルトダウンした原発が3基もある。チェルノブイリのように石棺化しても、100年は持たないでしょうし、本当に廃炉に至るまでには、途方もない年月と金額が必要になる。廃炉費用がいくらかかるか、誰にも分かりません。ところが、政府は最終的な費用の計算に先行して、国民に負担させるスキームの議論を始めた。ホント、ふざけています。40年という廃炉工程表を取り下げないのは、着実に廃炉に向かっているというパフォーマンスでしかない。東電を存続させ、原発再稼働を進めるためです」(環境経済学者で立命館大教授の大島堅一氏)
経産省は昨年、事故処理の負担スキームを審議する有識者会議を立ち上げた。福島原発事故の賠償・廃炉費などは計21.5兆円になると、従前から倍増する試算を発表。6年経って近づくこともできない現状を考えれば、費用はどこまで膨れ上がるか分からないのだが、新電力の託送料に上乗せする方針を固めた。託送料なら、国会の承認も必要ない。儲けは自分たちのもので、事故負担は国民にツケ回す。そういう都合のいいビジネスモデルをゴリ押ししようとしている。
「40年での廃炉なんて、どう考えても無理です。現実的な廃炉計画を立てられる状況にもない。しかし、原発輸出を成長戦略に据えている安倍政権は、既存の原発を稼働させたうえで、新設の仕組みもつくりたいのでしょう。世界に向けて、安心・安全を担保するためには、虚構の事故処理シナリオを維持する必要がある。何兆円使おうと、工程表通りの廃炉はできないと思いますが、それも結局、税金にしろ電気料金にしろ国民負担にされてしまう。それでも原発再稼働を支持する国民が、どれだけいるのでしょうか」(大島堅一氏=前出)
原発はコストが安いなんて、よく言う。福島原発の現状を見れば、原発再稼働は正気の沙汰とは思えない。原発事故は収束どころか、現在進行形だ。オリンピックなんて、やってる場合ではないのではないか。 
メディアPlus+

正式な出典元の記載はないけれど、公にWeb上で記されているので情報をシェアーしたいと思います。
ICPPの被曝Max量は、年間で1m㏜と言われています。つまりこの530㏜/hを年間に換算すると4642800㏜となります。ミリは1/1000を現わす言葉ですので、m㏜に単位を現わすと4642800000m㏜となり、約50億倍の量がダダ漏れしていることになります。
つまりは地下で臨界状態となって、熱量と放射能をまき散らしているのだと思います。素人の推測の域を出ませんが、政府は地下水汚染を減少するために地下水がこの敷地内に入らないように凍土とする計画を立てました。もちろん専門家の方々が「出来る」という確信があったから進めた計画が凍らなかった・・・というのはこの地下のメルトダウンした原子炉の莫大なエネルギー源が関係しているのではないか?と疑ってしまいます。

「放射能汚染水はコントロールした」と言いながら建屋コンクリートに穴が空き、国際基準値の50億倍の放射能が測定されていることの矛盾を感じざるを得ません。

もう無理だよ、やめようよ

 東京都築地市場(中央区)の移転予定地・江東区豊洲(東京ガス工場跡地)に、戦争中、毒ガスを製造していた旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)の都営住宅工事に伴う土を5500立方メートル搬入し、盛り土にしていたことが24日、明らかになりました。日本共産党の清水ひで子都議が都議会委員会で追及しました。都は豊洲新市場予定地で実施している区画整理事業で、2・5メートル前後の厚さで盛り土をしています。

 都市整備局の資料で、旧陸軍技術研究所跡地からダンプカー1006台分、5534立方メートルの土を運び込んだことが判明しました。

 清水氏は、旧日本軍の毒ガス弾を調査した環境省の報告書(2003年)では旧陸軍技術研究所が猛毒のルイサイト、イペリット(マスタード)、青酸などの毒ガス弾100キログラムを終戦時に保有していたこと、ルイサイトは市場予定地の盛り土から検出されたヒ素の化合物であることを指摘。「毒ガス弾を生産・保有していた軍隊の研究施設の跡地にかかわる土地を市場予定地にもちこむこと自体、行うべきではない」と批判しました。

 都市整備局の遠藤正宏市街地整備部長は、百人町から搬入した3件のうち、1件は土壌汚染調査をしていなかったこと、土地の利用履歴は調べていたと述べ、中央卸売市場の岡田至市場長は「調査を行い、汚染が見つかることがあれば、対策を講じていく」と答弁。小沢昌也委員長から「理事者は質問に的確な答弁を」と促され、塩見清仁管理部長は「私どもは事実関係が全くわからない」と答弁しました。

 清水氏は、「市場当局の、食の安全を守るという姿勢に大きな問題がある」と批判、徹底調査を求めました。
 2010年8月25日(水)「しんぶん赤旗」

フクイチも自分でまいた種がにっちもさっちもいかなくて国民の税金による尻拭いをお願いし、政府は了承したわけですが、ここ豊洲も東京ガスが汚染した土壌を国に買わせて企業は逃げたわけです。
そんな場所を買って、なおかつ衛生面が大事な食品市場を作ろうとしたこと自体が間違いだったと思います。

そして、安全面を無視して経済優先で盛り土をなくしたと言う事に憤りを感じましたが、盛り土自身が単なる土ではなく汚染土壌だったという事に開いた口がふさがりません。

日本人は残念ながら喉元すぐれば熱さを忘れる人が多いのか、フクイチの問題が出てからは有害重金属やダイオキシンのニュースすら見聞きされなくなりましたが、放射性物質が飛び散ったからダイオキシンの毒性が薄まった訳ではありません。

昨日教会でセデック・バレと言う霧社事件を題材にした映画を見ました。山間に住み身体能力にたけたセデック族を支配しようと日本軍はやきもきしますが、なかなかそうは問屋が卸さないわけで、業を煮やして国際法禁止のマスタードガス(毒ガス)を散布してとうとう制圧に成功するわけです。これがその後の石井部隊へとつながって行くのですが、こんな事件やドイツ軍の毒ガス攻撃と合わせて国際社会はいかに戦争であっても毒ガスは使用してはいけないとしたわけです。
そんな毒ガスの液が染みこんだ土壌を盛り土すれば問題が生じるのは推測できることです。

オリンピックの選手村や現施設の衛生管理の問題もありますが、これだけ問題が山積する豊洲に移動させるのは禍根を残すことになりまそうです。
まずは一度計画を白紙にして最善策を考え直しましょうよ。

チェルノブイリから5年・・・

キリスト教関係の本を販売しているキリスト教書店。ここが年に1度「本屋大賞」としてお勧めの本を各教会に紹介されます。その中の一冊に『被爆地フクシマに立って』があり、さっそくお勧めに従って購入。
川上直哉師と言う神学者の方の著書。

20160716-01

真理を追究する学者、分配を実施する政治、利益を求めるビジネス、情報を暴露するマスメディア、正義を明らかにする法・・・。
宗教は何をどうするか?神の祝福を以て平安(調和)を生み出すもの、としての、クリスチャン学者の目のフクシマ。
流石に大賞に選ばれたご本だけに興味深い。と言っても読んだのはまだ1/5。
その場所に衝撃的なことが載っていたので、思わず読後のインプレッションではなく、読中のインプ。
チェルノブイリは1986年。そしてソヴィエト崩壊は1991年。その時ゴルバチョフ氏は崩壊の大きな要因をチェルノブイリ事故だと語っていたと記されています。

5年か…。

と思った時に、今度の参院選。福島の現役法務大臣の敗北落選。
ソヴィエトも事故の詳細をひた隠しに隠し、それでもどうにもならなくなって公開したことで民意は離れました。
亡国のベクトルは同じ方向に進んでいる。

少なくともソヴィエトよりはゴルバチョフ時代のロシアの方が民主主義だったはずで、日本も安倍氏の暗黒の時代から民意はフクシマの事故を教訓に同じ方向に進んでいくのではないかと。
続きを読むのが楽しみです。

ガラス固化した放射性物質・・・

Share tube というsite http://sharetube.jp/article/3337/ に載っていたニュース。
リンク切れになる場合もあるので以下に転記。

東京電力福島第1原発事故の発生から4日後に東京に降下した放射性セシウムの89%は、ガラス状の微粒子に溶け込んだ状態だったとの研究結果を、九州大の宇都宮聡准教授らが27日までにまとめた。
 セシウムは雨などで洗い流されると考えられていたが、直接的に除去する方法でなければ環境に存在し続ける可能性があるという。チームは「健康への影響について考え直す必要がある」としている。
 チームは、事故発生後の2011年3月15日、原発から約230キロ離れた東京都内で採取された放射性降下物を分析した。(共同)


****

福島原発事故の数日後、拡散した放射性物質が東京都心に降り注いだ。これらの放射性物質は、これまでにつくばなど各地で検出されている不溶性ガラス状微粒子「glassy soot」に沈着していることが分かっており、そのほとんどが雨や流水に溶けることなく、除染などで物理的に取り除かれるまで環境中に留まっている。この粒子には、放射性セシウムが濃集されており、粒子の拡散による環境への影響は未解明である。このことに関する研究成果が、横浜のゴールドシュミット会議で発表される。

東日本大震災で発生した津波によって、福島第一原子力発電所(FDNPP)から134Cs(半減期:2年)と137Cs(半減期:30年)を含む大量の放射性物質が放出された。

九州大学宇都宮聡准教授の率いる研究グループは東工大、ナント大学、スタンフォード大学と共同で、FDNPPから230 kmの東京都内から採取された大気エアロゾルサンプルを分析した。セシウムは水溶性であるため、そのほとんどが雨水中に溶けて拡散したと予測されていたが、最先端顕微鏡技術と浸漬実験により、大部分がメルトダウン時に形成されたガラス状微粒子に取り込まれた状態で地表に降り注いだということが明らかになった。

この研究の結果、放射性セシウムは、ケイ酸ガラスに取り込まれた状態で、Fe-Znを主とする酸化物とともに粒子を形成していることがわかった。このケイ酸ガラスは、FDNPPの1号機または3号機の格納容器内で起こったメルトダウンした炉心と周囲のコンクリートの反応によって形成されたと考えられている。これらの微粒子は~1 μmの大きさしかないが、高濃度のセシウムが含まれており、放射線量は1グラムあたりに換算すると4.4×1011 Bqとなっている。これは福島の一般的な土壌1グラムあたりのセシウム放射線量の107~8倍という高い放射線密度になっている。

この研究ではさらに、微粒子の構造分析によって、事故当時の原子炉内での状況の一部が明らかになった。温度が2200K以上に達した核燃料は圧力容器を溶かし、原子炉内に放出された放射性セシウムはナノ粒子を形成した。その後、セシウムナノ粒子はFe-Znナノ粒子及びコンクリート由来の気体と反応し、ケイ酸ガラスのナノ粒子となって拡散された。

2011年3月15日に東京で採集したエアフィルターを分析した結果、放射能の80~89%は高濃度セシウム含有微粒子によるものであり、これまでに想定されていた水溶性セシウムよりも大きな割合を占めることが分かった。

宇都宮聡博士の談話:

「この研究によって、これまで福島の事故による放射性降下物に関して私たちが仮定していたことが少し違っていた、ということが明らかになりました。当初から行っていた、表層土の洗浄および除去、という手順は、正しかったと思われます。ただ、放射性セシウムは微粒子に濃縮されていることがわかったことで、環境中におけるこのような微粒子の挙動を含めたセシウム移行挙動や、この微粒子による健康影響に関しても考慮する必要が出てきた、と言えるでしょう。」
出典:福島事故から東京へ降下した放射性セシウムの主要化学形態~ガラス状微粒子への濃集~ | EurekAlert! Science News

****

「最先端のナノ界面科学装置による観測は極めて重要です。このような観測は、福島の事故が起きた原子炉から東京への放射性セシウムの長距離大気輸送についての我々の理解を変化させる可能性があり、しかし、一方では人間に吸入されるセシウム微粒子の吸入線量を評価する方法にも変化をもたらす可能性があります。実際のところ、不溶性のセシウム粒子の生物学的半減期は、水溶性のものに比べてより長いと思われます。」

出典:福島事故から東京へ降下した放射性セシウムの主要化学形態~ガラス状微粒子への濃集~ | EurekAlert! Science News

固形の放射能密度は1000倍大きい
 サイモン博士はロンゲラップ島民の大きな内部被ばくの原因を、放射性降下物中の微粒子(固形)が付着した食物を食べて、放射能を経口摂取したことにあるとしている。また、空気中にあったヨウ素131を吸入したりもしたが、それは被ばくのごく一部だったという。そして、飲み込んだ固形の放射性微粒子の放射能密度は、空気中のものよりも1000倍大きいとしている。”
抜粋: “福島原発事故甲状腺リスク アメリカ水爆実験がんリスク報告からみる”。
出典:Amazon.co.jp: 福島原発事故甲状腺リスク: アメリカ水爆実験がんリスク報告からみる eBook: 桐生 広人: Kindleストア

****

考えてみれば、火山の爆発で起きる噴煙も煙とは言いながらもガラス質の針状結晶。高温で物が溶ければこうなる可能性は高いのはよく知られているところだったけれど、全く僕も頭の中から消えていました。
セシウムから発する放射線はベータ線とガンマー線。ベータ線はアルミ一枚でも遮断できるほどの電子粒子だからコーティングされていれば大丈夫?…かもしれないけれど、ガンマ―線は光(波長)だから関係ありません。
懐中電灯が無数に地面に落ちていてその光を浴びたら被曝するという感じなのでしょう。
それが今までは雨で流れると思っていたらあにはからんや表土の除去をしなければいけない、というのが上記の報告。そう考えてみると過日のフライディーの東京ドームやディズニーランドから非常に高い放射線量が出た、と言うのも何となく納得しちゃいます。
特に最後のトピックス。内部被ばくは空気よりも食品と言う記事。
確かに福島の食品は、不安感をもっている人のために自主検査を続けて安全宣言を出したものが販売されています。が、直後北関東や首都圏に降った雨で都下などはたぶん高い放射性物質があるでしょう。2013年6月に基準値を超える140Bq/kgのセシウムが、江戸川で採取されたウナギから検出されています。他の中部や関西、四国・九州も出ていないではなく測定していないだけではないかと思います。
もちろん遠方になればなるほど飛散量は減るのでナーバスになる必要はないのかもしれませんが、人類が経験する初体験、どこで何がどうなっているのかは全くわからないと言っても過言ではないのかもしれません。

大惨事以上!!

大惨事以上の福島原発。大惨事は後片付けすることが可能だ。 東京電力福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー最高責任者の増田尚宏は、とうとう公に“公式に”600トンの熱い溶融炉心コリウムが行方不明だと発表した(福島原子力発電所の運営企業が、600トンの溶融燃料が行方不明と語る、Epoch Times、2016年5月24日)



Fukushima: Worse Than a Disaster
Disasters can be cleaned up. Naohiro Masuda, TEPCO Chief of Decommissioning at Fukushima Diiachi Nuclear Power Plant, finally publicly “officially” announced that 600 tons of hot molten core, or co…
(上記訳
大惨事以上の福島原発: マスコミに載らない海外記事
2016年6月7日 Robert Hunziker CounterPunch 大惨事は後片付けすることが可能だ。 東京電力福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニー最高責任者の増田尚宏は、とうとう公に“公式に”600トンの熱い溶融炉心コリウムが行方不明だと発表した(福島原子力発電所の運営企業が、600トンの溶融燃料が行方不... )

とうとう、福島は“制御されている”は嘘だったと公表した(ただし外国のみ)

賄賂を渡し、担当の都知事は辞職し、そしてホスト国のトップの言葉に虚偽があったことがあらわになった。
しかも、安倍氏の言葉は今まで人間が体験したことのない600tの無防備なメルトダウンした核が地面の下で何万年という期間くすぶり続け、よしんばそれを見つけたとしても指をくわえてみているだけという未曽有の出来事。
それを脅威に感じた諸外国は大惨事以上と書きたてた。

さて、ここまで「問題」が確かになった。それでもオリンピックを日本でしなきゃならないの?

ミツバチからのメッセージ -三年の養蜂で見えたもの-

知人に養蜂家のミツバチ講演会「ミツバチからのメッセージ -三年の養蜂で見えたもの-」と題した講演会に誘われました。どうしようか迷いはあったものの、最近講演会で学ぶ機会も少なかったので出向きました。
講師は、南魚沼生まれの人生の若干の先輩。オーガニック専門のお店で仕入れをしていたけれど、養蜂をやりたくて3年前に退社し、生まれ故郷の新潟と、知人で今回の講演会の主催者である石綿氏の有機農地のある小田原の2か所で活動している斉木さん。

20150325-01

20150325-03

話は多岐にわたりました。
ミツバチは、卵が3日間、幼虫が6日間、そしてさなぎ21日で成虫になりますが、幼虫の時にロイヤルゼリーを食べたものが女王蜂に、蜂蜜と花粉を食べたものが働き蜂になるそうです。女王蜂と働き蜂はすべてメスの蜂です。
女王蜂は卵を産めるような状態になると飛出します。そして、その姿を見つけると雄蜂が後を追います。女王蜂のスピードについて行けたもののみが交尾できるわけです。
しかし、それは女王蜂にとっても命がけで、燕や足長蜂など多くの動物が捕食しようと狙っています。帰巣できるのは7割ほどだそうです。が、帰巣する際はその生殖器に雄蜂の生殖器をくっくけて・・・つまり雄蜂は生殖器を切り取られて死んでしまうのです。それにより女王蜂は毎日毎日何千という数の卵を産めるのです。
一つの巣箱には女王蜂は1匹のみです。そして働き蜂はその女王蜂のにおいがついているので、他の巣箱に無理にでも入ると他の巣箱の働き蜂に殺されてしまうそうです。

養蜂家はそうした巣箱を何十、何百持って花を追いかけながら移動をしながら生活をしています。
養蜂という生業・・・、そうミツバチは家畜なのだそうです。ですので、保健所で伝染病にかかっていないことを証明しないと他県での養蜂は認められないそうです。
また、養蜂振興法という法律で、花の蜜量に似合った蜂しか生育してはいけない、という法律があり、養蜂家がやりたいだけの巣箱を持ち込むことはできないのだそうです。
現に斉木さんも昨年小田原で30箱をやりたいとお言ったものの許可は10箱のみだったそうです。

さて、養蜂家を悩ませているのがもう一つあります。それはここ数年ニュースにもなっている大量死問題です。
原因はネオニコチノイドというアルカノイド農薬によるという説が強いです。が、死骸から農薬が見つからないことから否定的な意見もあります。
しかし、この農薬は昆虫に対してのみ劇的な効果があり、また浸透性が強いので、多くの殺虫剤に使われています。
30余年前大学で農薬学を学んだ時、この特異性を夢の農薬の様に学んだことを思い出しました。人間(脊椎動物)には影響がなく昆虫だけ…という言葉に未来を感じましたが、それは若気の至りだったかと今になり思います。
まず1つ、益虫と害虫という言葉は人間が人間の目で見た時、言葉を変えると自然の摂理ではなく人間の価値観での基準の区分で、生態的には何の差異はないという事。つまりはいわゆる「害虫」を殺すのなら「益虫」も死んでしまいます。そのことは学生時代気がつかなかったことだったように思います。

もう一点は生物濃縮。神経毒などの実験結果では影響が現れなかったとしても本当にそうだったか?という事です。
長野の2人の子どもたちの絵がスライドで報じられました。クレヨンで丸い輪郭で、目鼻、口を書いたお母さんの顔でしょうか?色使いも柔らかいものでしたが、農薬の空中散布で体調を崩した時の絵は、黒など暗い色を使い、ただぐしゃぐしゃと感情をぶつけたような絵でした。その後多くの人の反対運動で空中散布が中止された後の絵は、1人はカタツムリの絵でした(もう一人は失念)。お母さんお顔から感情のはけ方が分からないような不安な絵に変わったものが、また元の絵に戻ったような絵で思わずホッとしました。
2人という小さなサンプルですからそれだけで起因をここだと判断するのは危険ですが、インスピレーションがそうだと頭の中で言っているようでした。
猿や類人猿がヒトになっていく過程で脳は急激に大きくなり、それ故に血管が隅々までいけなくなり、毛細血管という形になりました。人間が梗塞を起こしやすいのは、根幹血管の太さと毛細血管の量と細さの問題だと言われていますが、脳を大事にしながらも生命体は脳を保護するだけの機能を持ち合わせていないという事です。
それはこのニコチンというアルカノイドを血液内でのフィルターにかけられないことでもそれを言い表しているような気がします。明確にはわからないけれど…という前提ながらも、やはり子どもたちが体内に入れてはいけない化学物質で脳は大きなダメージを受けたような気がします。

最後の一点は沈黙の春に始まって言い続けられている小動物の死は未来の人間の死の前触れという話。手遅れに近いほど末期の今の地球、でも今日ミツバチの整体や現状の話を聞いたところで、少しだけでも生活を変えられればストップはできなくてもスピードを抑えることはできます。
・・・といってもこの日集まった人たちはいろいろな学習会で顔を合わせている人ばかり。意識の高い人たちでない人たちにも聞いてほしいなぁ~(>_<)

さて
8種類の蜂蜜の試食をして花をあてるゲームをしました。

20150325-04

花は、黒花えんじゅ、そば、アカシア、くり、ふじ、さくら、烏山椒、ミカンです。お話の中で、アカシアは明治時代河川の土止めに使ったので樹木量が多く、また花からとれる蜜も多いが、なんといってもまろやかで万人向け、という話や、
そばは白い花だけれど、不思議と蜂蜜にすると黒い、といった話をヒントに

20150325-02

を匂いと味で分析します。
2はさっぱりだからアカシア。
8は色が濃いからそば
1と3は蜂蜜感が強いけれど癖がないからサクラとフジ
7は酸味があるからミカン
4,5、6は癖があるけれど前の味ともかぶってまったくわからない(笑)
ということで、くり、さんしょう、えんじゅ、と回答。
しかし答えは、サクラ・アカシア・フジ・えんじゅ・ミカン・クリ・山椒・そばでした。50%の正解は良い方?悪い方?
昔食品会社の研究室いただけのことはあったのかな(笑)

いろいろと楽しく学べた2時間でした。講師の斉木さん、そして企画をしてくれた小田原有機農法研究会の皆様ありがとうございました。

ミツバチ講演会

20150325-01

禁煙を求めています。がやめられない人も多くいます。
一説ですが、たばこの依存性(常習性)はニコチンやタールではなく、砂糖によるものだと聞いています。
そうであっても、そのほかにタールと呼ばれる油成分やニコチンと呼ばれるアルカロイドの一種の有毒物質が含まれていることは有名です。そのニコチンという物質に由来する「ネオニコチノイド」が今注視されています。
それはこの化学薬品が昆虫には特に攻撃性が高く、それに起因してかミツバチが急激に減ってしまったという話も広がっています。
植物の多くは受粉をして子孫を増やします。ですので、ミツバチのような媒体がいなくなることは、自らの意思で動く事が出来ない植物の死滅を意味します。
それは二酸化炭素を吸って酸素を出す、という作業の減少停止を意味し、すなわち僕らの滅亡につながる話でもあります。
ミツバチは意外に僕らの存亡にかかわる生き物だったりします。

でも、この日の講演会はそうした話でだけではなく、日本中の花を追いかけながら養蜂という生業をしている青木さんが、現在久野で仕事をしているのを機に色々とお仕事の話をお聞きしようというもの。
もしかしたら花の違いによる蜂蜜の違いを味わえるかもしれません。

お時間がありましたら是非ご参加してみてください。僕も時間味つけて行ってみようかと思います\(^o^)/

ノーニュークス権

 新しい人権として、原子力の恐怖から免れて生きる権利「ノー・ニュークス権」の確立を司法の場で目指す動きがある。

安全性が不安視される原子力発電所の存在が、憲法の保障する社会的生存権、幸福追求権を侵害しているとして発想された権利だ。東京電力福島第1原発事故から迎える4度目のこの春。県内にも反響が広がっている。

 ノー・ニュークス権が訴状に明記され、法廷で初となる議論が想定されているのが、2014年1月に提訴された「原発メーカー訴訟」。国内外の4千人超の市民らが、福島の原発事故で受けた精神的慰謝料として1人100円を求め、原発メーカー3社を東京地裁に訴えた。5月にも第1回口頭弁論が開かれる見込みだ。

 原発事故の責任は電力会社が一手に負い、本来責任を負うべきメーカーは免責とされてきた。原子力損害賠償法(原賠法)が規定する責任集中制度によるもので、被害者保護と原子力産業育成の両立を図る目的からだ。原告側は「メーカーに対する賠償請求が否定されていることが財産権、平等権、裁判を受ける権利を侵害し、違憲であり無効」と争う考えだ。

 ノー・ニュークス権の提唱者で原告側弁護団長の島昭宏弁護士(52)は「原賠法によってメーカーが社会的な批判や賠償を免れていることこそが、安全性を最優先することを妨げてきたのではないか。福島の事故後も技術輸出を図ろうとするなど、原子力産業の無秩序な肥大化も容認してきた」と厳しく指摘する。

 ひとたび事故が起きると、地元住民は強制避難・移住を余儀なくされ、財産権や居住・営業の自由といった数々の人権が損なわれる。島弁護士は「さらに」と立ち止まる。

 「福島の原発事故で明らかになったが、原発は安全性が完全には確保されていない。事故の有無でなく、日ごろからそうした環境で生活を強いられること自体が、また人権を損ねているのだと問いたい」

 不安に駆られることなく安全な生活を送れることを「人が人としてふさわしく生きていくための最も重要な根幹」と考える。国外にも原告参加を求めたのは、憲法前文の「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」との一節も踏まえてのことだ。

 現行憲法には明記されていないが、プライバシー権など判例で固まっている新しい人権は存在する。島弁護士は「裁判を通じ、ノー・ニュークス権の存在が認められれば成果は非常に大きい。その人権を根拠に、原発被災者の支援拡充や原発再稼働差し止めを求めるのに生かされる」と話す。

 裁判の勝敗にかかわらず、ノー・ニュークス権への関心を集めることが、原発社会への再考を促す新たな判断材料になると信じる。「原発のある未来か、そうでない未来か。考えを深めてもらう機会にしたい」と島弁護士は言う。


 原発メーカーの責任を問うこうした動きに対し、メーカー側は「国の立法、政策に係る事項であり、コメントする立場にない。法令に従い対応する」「原賠法は、原因にかかわらず電力事業者への責任集中を定め、万一の事故の場合に市民に対して適切で迅速な補償が行われるための制度と認識している」などと説明。あるメーカーは「今回の事故を検証した複数の調査機関は、いずれも今回のアクシデントは津波と津波による海水ポンプの機能停止および全電源喪失によるものと結論づけており、原子炉の設計が問題とはしていない」とコメントした。


憲法上の生存権と幸福追求権 生存権については25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とする。幸福追求権は13条で「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と規定した。


 「原発はいいもんだぜ。ウラン数グラムで石油何千リットル分ものエネルギーを生む。資源のない日本には最高だよ」。関西電力美浜発電所の炉心設計にあたった兄がかつて漏らした。

 「当時はむしろ賛同していた」と語るのは、今訴訟原告の男性(67)=南足柄市。自身も大学院で原子炉の研究に明け暮れた。「憧れの技術だった」

 考えを変えたのは福島第1原発事故の後だ。多くの人のふるさと、住まい、職を奪った。被ばくの脅威。漏れ出した放射性物質の除去の困難さ。南足柄でも名産品の茶葉からセシウムが検出され混乱が生じた。「原子力発電で得る効果を上回る費用、犠牲が生じた。今後も完全な被害回復は難しいはず」

 ノー・ニュークス権を知った時、原発のリスクを語るのに最適な説明に思えた。「事故が起きるまで目を向けず、知ろうとしなかった責任として、賛同を通じて声を上げねばと思った。絶対に安全だと言えない原発に依存した社会には限界がある、と」

 同じく原告に名を連ねる介護施設アルバイトの女性(43)=海老名市。事故後、脱原発関連のデモや集会に参加するようになった。「どうしたら原発をなくしていけるか、もっと知りたいと思った」からだ。

 しかし、そうした場で得た情報や思いを共有する難しさにも直面した。かつて派遣社員として働いた都内の会社では「オフィスの前を脱原発デモが通るから手でも振って応援して」と何げなく周囲に呼び掛けたことが問題視された。

 「会社から『営業妨害だ』と叱責(しっせき)された。再び同じことをしない旨の書類に署名まで求められた。原発の安全性に多くの人が疑問を感じているのに、話題にすることすらタブー視された」

 原発輸出に向けた動きも出ていた2013年秋、ノー・ニュークス権を知る。「原発反対と唱えるだけでは仕方ない。訴訟を通じ、権利としてあるものと広く伝えられれば共感を広げられる。それが脱原発社会への一歩だし、福島の事故への反省にもなる」

 原告弁護団に県内から加わる岩永和大弁護士(36)=川崎パシフィック法律事務所=は、川崎市内に暮らす震災避難者の相談を受けてきた。ノー・ニュークス権を主張する意義をこう説明する。

 「今後に判例が積み重なる契機になるかもしれないし、さらにもっといい別のアイデアが出てくるかもしれない。すぐに大きな成果に結びつかなくても、これからを変える布石をみんなで打ちませんか、ということでもあるのです」


野宿者支援を続けてきて、社会問題に向き合う時の大切な2つのポイントを学びました。
1つは、現状の困窮者と向かい合う事
もう1つは、そうした困窮者を作り出す原因をつぶすことです。

1食にも満たないささやかなおにぎり数個を持って歩くことは、「人はパンのみに生きるに非ず」という言葉を想定しています。『のみに生きない』という言葉は、そのまま『それも必要』という事になります。できれば1食でも食べてもらいたい、必要な衣類は何とか古着でも集めたい、そうした努力は続けますが、『行く』だけでもその交わりの中に希望が湧いたりします。
RFLというがんのイベント。歩くだけで何ができるの?と問われれば、歩いただけではがんが良くなることはありません。が、そのお交わりの中に一人ではないという勇気と希望を持つことができ、そこから元気になったりするものです。
現場主義という言葉がありますが、触れ合う事は、活動の基礎だと思います。
なかなか行けない福島ですが、相馬のおんちゃまの海産物を購入するお付き合い、そしてFBでのコメントのやり取りは、ささやかながらでも続けて行くことが、3・11、そして3.12の僕の出来る事です。

同時に作り出した要因をつぶすこと。こちらが出来なければ本当の解決にはならないでしょう。
一部の特権階級のために多くの労働者の権利をはく奪する方向の政策を考えている政府為政者。そこにNo!を突き付けなければ、新たな野宿者が出て来るのは致し方ないことです。
がんの問題だって、空気や食品の中の有害物質の抑制と、ストレスのない社会の構築がなければ増えることがあっても減ることはないでしょう。
そして、3・12も同じです。 3・11のような天災はいざ知らず、3・12のような人災は、発生した原因と対処法を考えなければいけないでしょう。
原因は判明されつつありますが、では具体的な解決策(対処法)はどうか?と問われれば、僕の目には責任者を置かない誤魔化しという逃げでしかないように思います。
穏やかに生活できる権利としての「ノーニュークス権」が国民から支持されていくように広げること。これが3・12被害者への共闘ではないでしょうか。
明日は鎮魂の日。

国は原発事故被災者の苦しみを、ひとごとのようにしか思っていないんだろう

友人がFaceBookにUPしていた記事。
FBだといつか朝日新聞がリンク元を消してしまえば読めなくなる。でも、この記事は消してはならない。
福島に住む仲間が受けた苦しみを他人事と思ってはいけない。
でも、為政者は、国益のためと称して国民を切り捨ててもいいとしか思っていないようだ。川内原発、安全性の合格?
それはただ「想定外」の事故を起こすだけでいくらでも言い逃れをして逃げる国土汚染の原因にしか過ぎない。

福島第一原発事故で避難を余儀なくされた人々は、危機感を募らせる。

 「結局、国は原発事故被災者の苦しみを、ひとごとのようにしか思っていないんだろう」。福島県川俣町の仮設住宅で、渡辺幹夫さん(64)はつぶやいた。

 避難指示が出された同町の自宅から福島市内に避難していた2011年7月、妻のはま子さんは一時帰宅した自宅の庭でガソリンをかぶり自ら火をつけた。避難先の狭いアパート暮らしの中で、心を病んでいた。

 妻の死は原発事故が原因だったと認め、東電と国は謝罪してほしい。事故の教訓を未来に生かしてほしい――。その一心で2012年5月に、損害賠償を求めて東電を提訴した。

 来月、福島地裁が言い渡すその裁判の判決を待たずに、国は原発の再稼働へとかじを切った。「原発事故が完全に収束したわけでもないのに。許せないという怒りと、自分たちの声は届かないのか、という諦(あきら)めとで半々くらいだ」と声を落とす。「故郷を失う気持ちは当事者でないとわからないのかも。でも、将来につけを回してはならない。福島以外の人にも、そこをもっと感じて欲しい」

 県外で避難生活を送る福島県民は約4万5千人。いわき市から避難し、東京都心の公営住宅に家族4人で暮らす鴨下祐也さん(45)は「避難生活の不安定さや苦しさを十分理解しないまま、再稼働に向かうのはおかしい」。今の住まいが16年春以降、仮設住宅として認められるのかは不明だ。

 長期の仮設住宅の無償提供を国に約束してほしいと昨秋、首都圏の避難者で「ひなん生活をまもる会」を設立。今年4月に約1万6千人分の署名を内閣府に出した。会に入る約60世帯の7割は母子避難世帯。「福島に残る家族との二重生活で、家族とのあつれきによる精神的負担も深刻になっている」(佐藤啓介)


 ■「再生エネ推進変わらず」

 「事故が起きたら地域がどうなるかも、子や孫のことも考えていない」。神奈川県小田原市で太陽光発電に取り組む「ほうとくエネルギー株式会社」の社長、蓑宮(みのみや)武夫さん(70)は、原発再稼働に向けた動きに思う。ただ、悲観はしていない。「地震への不安は残り、安全な再生可能エネルギーを求める住民の思いは強い」という自負がある。

 ソニーの技術者だった。執行役員も務めた。福島での事故の後、原発を猛勉強し、「今の技術では制御できないとわかった」。一昨年に「ほうとく」の社長に。「具体的な行動を積み上げれば流れは大きくなる」。公共施設の屋根を借りた太陽光発電に加え、市内に建設中のメガソーラーで10月から発電を始める。

 「すでに『再生エネをやらねば』という国民的コンセンサスはできている」。東京都調布市で太陽光発電を広めている小峯充史(あつし)さん(44)も、原発政策の影響を冷静に受け止める。

 会長を務める一般社団法人「調布未来(あす)のエネルギー協議会」を軸に、太陽光発電に加え、生ゴミのバイオマス事業も検討中だ。「国の政策に左右されず、地域主導でエネルギーのあり方を訴えていけばいい」(河村克兵)


 ■安全な電力、都市部も意識を 経済評論家・内橋克人さん

 今回の原子力規制委員会の判断を機に、雪崩を打つように原発再稼働が始まる恐れがある。原発から離れているが、電力の大消費地である都市部の人にも、改めて「次世代が安全に生きていくために何をなすべきか」を意識し、語り、どんなエネルギーがいいのかを自ら選ぶ「自覚的消費者」になってほしい。

 脱原発のデモや集会に集まる人はかつてより減り、表向き、原発事故当時の危機感が薄らぎ、脱原発の熱は冷めたように見える。「上」や「周り」に合わせたがり、冷めやすく熱しやすい日本人の気質が出ているのは確かだ。「アベノミクス」に惑わされた人も多かった。そうした弱さは克服しなければならない。

 半面、根っこでは、原発に対する生理的嫌悪感が確実に広がっている。「情緒」や「感情」ではなく、「これはまずいぞ」という、本能的な危険察知能力に基づいている。

 自分の中にある原発への嫌悪感はどこからきているのかを突き詰めて考えてほしい。そのことを伝えたり聞いたりして、共有してほしい。「再稼働ラッシュ」を食い止めるための活路を見いだせるはずだ。
(聞き手・河村克兵)
朝日新聞デジタル 2014年7月17日05時00分

大飯原発差し止め訴訟の判決要旨

 危険性が万が一でもあれば と題した福井新聞のニュース (2014年5月21日午後8時42分)
.
 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた21日の福井地裁の判決要旨は次の通り。

 【主文】

 大飯原発3、4号機を運転してはならない。

 【福島原発事故】

 原子力委員会委員長は福島第1原発から250キロ圏内に居住する住民に避難を勧告する可能性を検討し、チェルノブイリ事故でも同様の規模に及んだ。250キロは緊急時に想定された数字だが過大と判断できない。

 【求められる安全性】

 原発の稼働は法的には電気を生み出す一手段である経済活動の自由に属し、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきだ。自然災害や戦争以外で、この根源的な権利が極めて広範に奪われる事態を招く可能性があるのは原発事故以外に想定しにくい。具体的危険性が万が一でもあれば、差し止めが認められるのは当然だ。

 【原発の特性】

 原子力発電技術で発生するエネルギーは極めて膨大で、運転停止後も電気と水で原子炉の冷却を継続しなければならない。その間、何時間か電源が失われるだけで事故につながり、事故は時の経過に従って拡大する。これは原子力発電に内在する本質的な危険である。

 施設の損傷に結びつく地震が起きた場合、止める、冷やす、閉じ込めるという三つの要請がそろって初めて原発の安全性が保たれる。福島原発事故では冷やすことができず放射性物質が外部に放出された。

 【大飯原発の欠陥】

 地震の際の冷やす機能と閉じ込める構造に欠陥がある。1260ガルを超える地震では冷却システムが崩壊し、メルトダウンに結びつくことは被告も認めている。わが国の地震学会は大規模な地震の発生を一度も予知できていない。頼るべき過去のデータは限られ、大飯原発に1260ガルを超える地震が来ないとの科学的な根拠に基づく想定は本来的に不可能だ。

 被告は、700ガルを超えるが1260ガルに至らない地震への対応策があり、大事故に至らないと主張する。しかし事態が深刻であるほど、混乱と焦燥の中で従業員に適切、迅速な措置を取ることは求めることができない。地震は従業員が少なくなる夜も昼と同じ確率で起き、人員の数や指揮命令系統の中心の所長がいるかいないかが大きな意味を持つことは明白だ。

 また対応策を取るには、どんな事態が起きているか把握することが前提だが、その把握は困難だ。福島原発事故でも地震がどんな損傷をもたらしたかの確定には至っていない。現場に立ち入ることができず、原因は確定できない可能性が高い。

 仮にいかなる事態が起きているか把握できたとしても、全交流電源喪失から炉心損傷開始までは5時間余りで、そこからメルトダウン開始まで2時間もないなど残された時間は限られている。

 地震で複数の設備が同時にあるいは相前後して使えなくなったり、故障したりすることも当然考えられ、防御設備が複数あることは安全性を大きく高めるものではない。

 原発に通ずる道路は限られ、施設外部からの支援も期待できない。

 【冷却機能の維持】

 被告は周辺の活断層の状況から、700ガルを超える地震が到来することは考えられないと主張するが、2005年以降、全国の四つの原発で5回にわたり想定の地震動を超える地震が到来している事実を重視すべきだ。

 過去に原発が基準地震動を超える地震に耐えられたとの事実があっても、今後大飯原発の施設が損傷しないことを根拠づけるものではない。基準地震動の700ガルを下回る地震でも外部電源が断たれたり、ポンプ破損で主給水が断たれたりする恐れがある。その場合、実際には取るのが難しい手段が功を奏さない限り大事故になる。

 地震大国日本で、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しだ。それに満たない地震でも冷却機能喪失による重大な事故が生じうるなら、危険性は現実的で切迫した危険と評価できる。このような施設の在り方は、原発が有する本質的な危険性についてあまりに楽観的だ。

 【使用済み核燃料】

 使用済み核燃料は原子炉格納容器の外の建屋内にある使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれている。本数は千本を超えるが、プールから放射性物質が漏れた時、敷地外部に放出されることを防御する原子炉格納容器のような堅固な設備は存在しない。

 福島原発事故で、4号機のプールに納められた使用済み核燃料が危機的状態に陥り、この危険性ゆえ避難計画が検討された。原子力委員会委員長の被害想定で、最も重大な被害を及ぼすと想定されたのはプールからの放射能汚染だ。使用済み核燃料は外部からの不測の事態に対し、堅固に防御を固めて初めて万全の措置といえる。

 大飯原発では、全交流電源喪失から3日たたずしてプールの冠水状態を維持できなくなる危機的状況に陥る。国民の安全が優先されるべきであるとの見識に立たず、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しで対応が成り立っている。

 人格権を放射性物質の危険から守るとの観点からみると、安全技術と設備は、確たる根拠のない楽観的な見通しの下に初めて成り立つ脆弱(ぜいじゃく)なものと認めざるを得ない。

 【国富の損失】

 被告は原発稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いという問題を並べて論じるような議論に加わり、議論の当否を判断すること自体、法的には許されない。原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の損失だ。

 被告は、原発稼働がCO2(二酸化炭素)排出削減に資すると主張するが、福島原発事故はわが国始まって以来最大の環境汚染であり、原発の運転継続の根拠とすることは甚だしく筋違いだ。


樋口英明裁判長(61)の原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の損失だ。こそが、福島原発の反省であり、多くの国民が望むことだと思うのです。
前提としての、原発の稼働は法的には電気を生み出す一手段である経済活動の自由に属し、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきだ。もまさに然りで、経済的に発展すれば人は幸せになれる、という幻想をもうやめようというのがリーダーシップをとる為政者の役目だと思うのに、一番いつまでもそこにしがみついている事にも喝を入れられた内容のように見えます。
「汗をかく」その労働故に夕食がうまい、そんなシンプルな生き方の中にある幸せは、心も豊かだからなしえる幸せで、「21世紀は福祉の時代」「教育は心の大切さ」を説いて選挙戦を戦った為政者の理念であるべきものでしょう。
新たな良き時代に向けての方針が明確にされた判決だと思います。正論が認められて溜飲を下ろしました。

テーマ : 脱原発
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

take1960

Author:take1960
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター