2018年寿地区センター講演会 ~釜ヶ崎こども夜まわり30年の歩みから~

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2017年猛夏釜ヶ崎の町を歩きました。心地よいのんびり感は行ったことのない東南アジアのそれを髣髴させるもので、こどもの里の子どもたちは愛らしく、街行くオッチャンは見ず知らずの僕にパチンコの出玉の様子をフレンドリーに教えてくれます。
釜の街中の山王こどもセンターのこども夜まわりは、残念ながら僕の行った週の翌週、ご一緒は叶わずその様子を見ることはできませんでした。
子どもの里がこども夜まわりにかかわったのは、ここに来る子が襲撃に関わったことによると聞いています。教えなかったので襲撃に加わってしまったのなら、それは大人に責任の多くがあるでしょう。そこから夜回りを体験し始めて、オッチャンの優しさに触れたと聞きました。

しかし、それは僕が少ない情報から得たすこしのデータ。もう少したくさんの釜のこと、そこに過ごす子どもたちのことを聞きたいものです。
お時間のある方はぜひご参加ください。
ご一緒できそうな方は、ひと声お声掛けくださるとうれしいです。

小田原市 生活保護行政に関する 検証会

小田原市生活保護行政に関する検証会なる集会が30日14時から小田原駅前のUMECO1―3会議室で開催されましたので行ってまいりました。
寿日労のKさんや、パトメンバーのKさん、そして昨秋に「さとにきたらええやん」をご一緒に実行委員としてご尽力くださった方10名ほどと知った顔がずらり。
事の顛末は、小田原市ジャンパー事件を検索してもらえば概要は理解頂けると思いますし、拙Blogでも「生活保護行政乃あり方検討会」には行われた4回の協議とそれを受けてのシンポジウムの様子を書きました。
最後のシンポでは、『「有識者と協議して提案を頂いた」だけでは済まない。1年間その提案を受けてどう変革していくかの検証が大切』と行動こそ反省と言う強い姿勢を自らに課し、この日になった訳です。
会場はマスコミ数社を含む多くの方でほぼ満席。その前には、5名の有識者の皆さん、小田原市関連部署の福祉健康部長、生活支援課長ほかの職員が向かい合って座り、市長と座長の井手氏のあいさつでスタート。
支援課長が、配布された「生活保護行政のあり方検討会からの改善策に対する取り組み状況」とそれに付随した資料を読み上げてから、各有識者の方が意見を発現されました。
膨大な意見交換なので、僕が強く記憶した数点のみ記載します。

ここまで1年間通常の業務をこなしながらの新な施策提言を矢継ぎ早に作成し実行を重ねた行政の尽力に対して、各有識者の方は一様に及第点を評価されましたし、僕自身もそう思っています。
特に3月末に検討会を終えて、わずか1カ月ほどで「新生活保護利用のしおり」を作り上げた熱意にはただただ驚いた覚えがあります。

しかし、満足いくかと問われればそんなことはありません。昨日今日のこの日の案内をUPした際にも記しましたが、NPO無料低額宿泊所は一時避難でありながら、アパートへの転居を申し出ると、申し出た日から無低の管理人さんの意見を踏まえアパートの転居を認めるか協議する、と言った言語道断のガイドラインを持っております。
金づるである入居者が施設から出て大丈夫かどうかをその施設利用者と言う関わりの深い人の意見を聞くと言うのは、まさに癒着以外の何物でもないことをやっているのが実態です。
しかし、それを小田原市だけの問題にしてでは解決しません。これは県行政の下達であり、そもそもセーフティネットである住居を民間に委託していることが問題なのです。
でも、野宿を余儀なくしている方々、それを支援する僕らは、目の前の行政である市町村にその問題点を提議し解決に向けての努力をしていただくしかないのです。

有識者の一人和久井氏は、「(今回の改善策について)いちばん大切なことは利用者がどう評価しているか?」だと言います。
まさにその通りで、野宿を余儀なくしている方、様々な困窮でこの制度を利用しようとしている人に、『小田原市は変わった』ことがわからなければ、絵に描いた餅です。
その点はどうでしょう? 今日このような集会があることを市民のどれくらいの人がご存じなのでしょうか? 小田原市は、どういう手法で市民に広報したのでしょう?
評価の以前に、情報が伝わっていないことを危惧します。

また、和久井氏はこうも言いました。「困った時相談できる、信頼感のある市役所になったか?」
今日の行政の回答は聞いていて難しい部分が多かったです。それだけ高度な施策をしているのでしょうけれど、それが市民に伝わらないと意味を持ちません。
毎日その仕事をしている担当者なら、生活保護法と生活困窮者自立支援制度は違うことは当然のことで、語る言葉に主語がなくても、今語っているのは保護法なのか自立支援制度なのかは常識的に使い分けていますが、僕らは頭の中で咀嚼しないとどちらの話をしているのかわかりません。この点も利用を希望している人に明確に聞き取れるように語ってほしいものです。

猪飼氏は、大前提を振り返ってみようとこのあり方検討会の発足に戻って意見を言われます。生活保護はセーフティネットでありながら、その存続は形式的になり下がり、使わせない前提での業務になっていた。この点の反省をどう活かしたかが今日のポイントだと語ります。
それに対して和久井氏が捕捉します。
高齢者、障碍者、その他の方の保護受給率の増加に比べ、母子家庭のそれは変化が異なる、と言うのは昨年から何度もお伝えした、と。
それに対して支援課長は、推測の域を出ないが、
1.小田原市は家族と同居している率が高く、保護の利用をしなくて済む人が多い。
2.例えば幼児の送り迎えや病院通院などで車が必要、かつ、生活保護になると車の所有が出来ないと思っている人が多い。
3.住居確保給付金等の事前の貸し付けをうまく利用している
と語りましたが、和久井氏より、相談に来たとき、車がつかえなくなってしまうことを苦慮しないように、先読みして不安になりそうなことを払しょくしてあげる努力も生活保護を利用してもらう努力ではないか、と語ります。

施策やマニュアルはかなり出来上がりましたが、こうしたPRや思いやりの対応などはまだまだスキルアップは必要だと思います。
そして、有識者からの提言は、市民への啓発についても定義がありました。
例えばこども食堂などは、貧困だけに特化すれば、行っていることがばれれば貧困故のいじめの対象に遭うかもしれないと思えば来なくなる。
また、貧困困窮と言うのは経済的な物だけではない。
つまりは『生き易い小田原』『街づくり(ケアタウン)』として生活保護行政は市民と向き合わなければならないと。
そうなると、主体は生活保護担当部署ではなく、全市を挙げての街づくり計画になるでしょう。
そして行政が向かおうとしているベクトルが市民のそれと一致しているのか? 協力をしている市民グループと充分な情報共有を持っているか? など、市職員のクローズドの研修ではなく、開かれた皆で作り上げる町づくりとして、この問題もうまく利用してくれればと思います。

何度も言いますが、まだまだ細かい点については、僕はもろ手を挙げて合格とは言えません。が、1年間と言う機関の中で行政内部の改革は十分果たせたと思います。
あとは利用者、利用者以外の市民、関連グループと充分な意見交換と情報共有を今以上やっていければ、あり方検討会の意味が出るものだと思っています。

小田原市生活保護行政に関する検証会

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ジャンパー問題に端を発した福祉政策について、有識者からの意見提案を受け福祉課は取り組んでまいりましたが、2017年8月の時点ではまだまだ無低とのかかわりなどは腰が引けた状態で、市との意見交換の席では改革に向けて発奮を促したところです。
そして9月、私事ながら転居をし、活動になかなか参加できなくなりました。

さて、その後半年どれだけ変革したのか? 有識者の方々は、それをどう評価するのか? 興味あるところです。
数日前になってしまいましたが、ご参加できる方はぜひ参加してみてください。

8月24日のパトビラ(№992 - 9月1日の防災訓練は気を付けて -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。

9月1日にビッグレスキューかながわというオリンピックを前に関東全域の大きな防災訓練が開催されます。人数もさながらホバークラフトも来るらしく規模も最大級だそうです。そうなると気になるのは、空をオスプレイが飛ぶかもしれないという不安。何しろ2009年から9回事故を起こしている世界一危険な乗り物です。そしてストロンチウム90という放射性物質がつかわれている可能性もあるという話も聞いています。
会場の酒匂川は、白鴎中や小田原東高校がある文教地域。多くの学生のいる傍で開催するのなら危険なオスプレイは飛ばさないでほしいと思います。また、「君子危うきに近づかず」の言葉通りみなさんも酒匂橋や大橋通過の際はお気をつけてお通り下さい。近隣で寝ている方はその日の昼間は避難していたほうが無難かもしれません。ホバークラフトにしろオスプレイにしろ尋常じゃない風が吹きます。
さて、私事ながら今週をもって無期休暇を頂きます。
無期と言う言葉は永遠にと言う意味に誤解されそうですが、そうではなく、いつになるか分からないだけで戻る気は満々です。ただ半年後になるのか1年後になるのかは不明ですが・・・。拙いパトビラでしたが、「楽しみにしているんだよ」と言う言葉に励まされて書き続けました。読んでくれたみなさんありがとう。またお会いする日まで。


何度墜落しようが、速度が早いだけで荷物も積めずに被災した家をもっと大きな破損につなげる暴風を起こそうが、オスプレイをどうしても使おうとするのは何故なんでしょう?
また記事にも記しましたが、ストロンチウムが使われていると言うニュースをみるとあながちいい加減にも見えず不安だけが広がります。ストロンチウム90は放射性同位体元素で、カルシウムと似ているのでカルシウムのように体内に取り込まれやすいと言われています。学校のそばに果たしてそんな危険な物質を使っている可能性のある危険なヘリが来るのでしょうか?残念ながら否定できないのが、安倍政権です。

さて、文面後半は私事で紙面を頂戴しました。個人的な話ですが、転居します。引っ越し作業や遠方になる職場との往復等で、しばらくはバタバタしそうです。そんな訳でお休みを頂くことにしました。
将来の計画を立てた後は、残りのメンバーに委ねなければならないので、「無低からアパートに入る」ことを阻むさまざまなファクターの回避と、野宿者への偏見の打開、そしてパト運営の基盤の一つ財政を健全にすることに半年をつぎ込みました。
8日の小田原市との意見交換やさとにきたらええやん実行委員さんの協力に基づく集会の開催などで、不在になる前に一定の効果を残すことができました。まだまだ不完全な所はきっと残りのメンバーさんが知りぬぐいをしてくれるでしょう。
年末年始の炊き出しも新しいメンバーさんがお力を貸してくれることになったので安堵であります。
ただ、昨日の集会などで「小田原交流パトロール」にご関心を頂き、パトに参加してみたいという方もいらっしゃいました。僕の都合がつく時はご一緒するのは吝かではありませんのでお気軽にお問い合わせください。

また、今号を持ちましてBlogにパトビラを載せるのも終了となります。お読みくださいました皆様にも感謝申し上げます。

8月17日のパトビラ(№991 - 神頼み -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。

この8日に市民を対象に小田原交流パトロールの報告会を致しました。会の内容やコンセプトをお話ししました。
そこで話しきれなかったことですが、聖書に「わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ…」と言うフレーズがあります。そのフレーズについて釜ヶ崎で活動をしている本田哲郎神父は、日本語の翻訳は少し違っている、正式には「私が飢えていた時に自分で食べていけるようにしてくれ、のどが渇いている時に自分で飲めるようにしてくれた」と書かれていると言う話。
サッカーの背番号12はサポーターのもの。応援の力を知っていればこそ11人でやるサッカーの次の12番をファンのためにあけてあります。野球でも同じでホームグランドでは勝率が上がります。また、受験勉強をして合格した生徒は『家族の応援のおかげ』などと言うインタビューもよく聞く言葉です。僕らは一人で頑張っているようで、決して一人ではなく、縁の下の力持ち、支えの上で生活をしています。
僕らも力には限りがありますが、精いっぱい応援したいです。そしてそう思う多くの市民がこの日の集会で増えました。またそれは神様も一緒。神頼みをしたから、パトのメンバーにお願いしたからもう大丈夫ではなく、ともに変わっていけるよう力をあわせたいです。


トピックスだけを見ると直前と同じことを書いていますが、前回のはBlogをご覧になっていられる方、そしてこのトピックスは野宿を余儀なくする仲間たちへのパトビラの内容をUPしているものですので重複をお許し下さいね。
どんな誰もが神様の目には等しく尊い方。それは平等と言う側面だけではなく、自分の意志と自由で生きる権利を与えられたという意味でもあります。だから逆に言えばだれもが一生懸命生きなければいけないし、一生懸命生きている者同士支え合わなきゃあいけないんですよね。
そして支え合いの中から希望と元気(パワー)が生まれます。

野宿者のことを学ぶ中から

13日表記の集会を開始しました。

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現役中学教師の柏木先生の講演は、授業内容が度肝を抜くようなもので、そしてその授業を受けて、自分で考える能力の開花をする中学生たち。それはスタンディングオベーションをしたいほどの内容。

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それは今回は直接野宿者支援とは違うし、きっと他の誰かが書いてくれるでしょうからここでは割愛します。

この会の中でフリーディスカッションをいたしました。その中でとても大事なことが質問されました。それは
「寄り添っているか?」と言う疑問です。「相手の気持ちに寄り添えているか?」と言う問いかけです。
本来一番大事なことでこの話をしたかったのですが、不慣れなコーディネートでどんどんピンポイントの論議にはまり、肝心な精神(なんのために活動をしているか?)を事前に話しきれていなかったので、そこに切り込んでくれたことはありがたかったです。

聖書の中に、マタイによる福音書と言う箇所があり、その25章35節に
「わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ…」と言うフレーズがあります。
そのフレーズについて釜ヶ崎で活動をしている本田哲郎神父は、日本語の翻訳は少し違っている、正式には「私が飢えていた時に自分で食べていけるようにしてくれ、のどが渇いている時に自分で飲めるようにしてくれた」
大いに違うことがお分かり頂けるでしょうか?僕らはこうでなければいけないと思っています。

でもそれは一時のおにぎりを不要だと言っている訳ではありません。人は十分に食べなければ活動できません。遠い明日に就職活動をするためには今日一日生き抜かなければならない、そのためのおにぎりは「自分で食べていけるようにする」ものです。
でも、永遠に「あげる」「もらう」の関係ではいけないというのです。

その人が自分で食べていけない理由はどこにあるのでしょうか?
実はそれを柏木先生の授業ではきちんと取り上げたのです。
まさに「イエスが隣人を語る」ことに目をやった結果、子どもたちは否定していた野宿者を受け入れ、野宿者問題の本質にぶつかったのでしょう。
本質は路上で寝ている事実ではありません。本質は路上で寝なければならなくなった社会構造です。
一生懸命働いた揚句に、路上で生活をせざるを得なくなり、それを何も知らない自分が蔑視していたことに気付いた時に、社会の理不尽さに立ち向かいたいという勇気をもった。その気づきが授業内容だったのでしょう。
そして微力な自分であるのならどうするか?そこにディベート力が必要で、そこには他人と生きていくための語学の大切さ、それが国語(日本語)学なのでしょう。

もう一つ大切な関係は「祝福」です。この話は質問者の回答にも少し触れました。
以前こんなBlogをかきました。
社会の中に居る事で大切なボランティアはなにか?と言えば笑顔を作り出すことでしょう。
それが 子どもたちのように何のスキルもなくてもできることが僕らには残念ながらできなくなっていく。
それをしっかりと認識し、力不足の大人たちが子どもたちの力を借りて、笑顔と言う明日の希望の力にしてもらう活動にしていければいいですね。本当に寄り添えて行けているか?はひび葛藤で、もしかしたら出来ていないかもしれません。でもBestを尽くすことだけはしっかりと全うしたいです。

そして「している」だけではないことも教わります。パトのメンバーに家族を送る出してくれた方、「息子にとって野宿のオッチャン達は『道親』だ」と言う発言こそが、隣人の本質だったと思います。

多くの仲間たちと一緒に一つの集会を作り終え、そして幾何の方が野宿者支援に関心を持ってくれたことは感謝です。
また、カンパ箱には15.761円 もありました。謹んで御礼を申し上げるとともに大切に用いますことを申し述べさせて頂きます。

野宿者のことを学ぶ中から

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「さとにきたらええやん」上映会がこの日曜 30日に行われます。映画のあと北村年子さんを講師にお話をお聞きします。
一つは釜ヶ崎にあるこどものさとに集まる子どもたちが血縁でなく地縁で結ばれた多くの大人たちの愛情で育っていく「道親」と言う考え方の拡大。
そしてもう一つは野宿者がおかれている現状。
そうした中、小田原でも野宿生活を余儀なくされている方のこと、それを支援する側に釜ヶ崎のこどもの里と同じように子どもたちがいるのなら、もっと深く聞きたいというと言う要望が出てきたので、映画会の第2弾を開催する運びとなりました。

会場は80余人ですので、早いもの順です(^_^)/
予約もお受けいたしますのでご興味ご関心のある方はご連絡ください。

8月10日のパトビラ(№990 - 小田原市生活支援課と意見交換してきました -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。
いつもはA4一枚ですが、書ききれなく今日はA4二枚です。

20170810-01
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8日に小田原市福祉健康部生活支援課と意見交換をしてまいりました。
大きなテーマは2つで、その1つはジャンパー問題に端を発した「生活保護行政のあり方検討会」報告書の「改善案」の動向。
1.所内で研修をたくさんしてどうすれば正しく優しく生活困窮の人たちと対応できるかの検討。 
2.1項で学んだことを窓口やケースワーカーの訪問時に実践できるようにする改革。このなかには既に改正した「保護のしおり」やそれを使っての人権に伴った利用審査、保護の申請からの決定まで14日で治める努力の徹底などがあります。 
3.またケースワーカーなどの職員が仕事をしやすくするような環境づくり。人員の増員や市長・副市長とのミーティングなどをする等を掲げています。 
4.保護を利用している人が後ろめたくないように、当然の権利と胸を張って使えるようにすること 
5.市民に開かれた生活保護。4項と類似していますが、市民が保護利用に理解をするように啓発していく。 こうしたことをしていくと報告がありました。

もう一つのテーマは、NPO無料低額宿泊所からアパート等への転居や無低の施設概要について、です。
いわゆる厚生省課長通達7―107で、面接時にいくつもの要件を中心に総合的に判断をすること自身は異論ないですが、「あり方検討会」の中で有識者の方が、一時宿泊所なので長期無低に留めるのはよろしい事ではないと語り、それについては市側も納得したことなので、最低限の金銭管理や火元管理などの安全管理などができる人に関しては、アパートに転居後にケースワーカーさんと一緒にそのほかの詳細改善をしていけるようにしてほしい事。面接官が本人以外無低の運営者や施設管理者などの意見を重視するのは(空き部屋を嫌がる運営者と言う立場なので)アンフェアーになる、等の意見を提言してきました。
多くの部分は市役所担当者も納得していただいたので今後改善されると思っています。
こうした意見交換会は定期的に行っていきたいと思います。


小田原市さんが板挟みで大変なことは重々承知の上で、でも国や県は顔の見える関係じゃなく、僕らが頼るのはやはり市行政なのです。野宿の一人一人の顔を見ながら、困窮の悩みを直で聞きながら、小田原で生活してよかったと言える街づくりにしていってほしいです。そのためには市民グループとして協力を惜しみません。

8月3日のパトビラ(№989 - 土用波には気を付けて -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。

中国の思想に五行と言うのがあります。すべてを5つに分けて考える発想。酒を飲んだ時に「五臓六腑に染み渡る」という五臓もそうだし、高松塚古墳で見つかった墓を守る空想の動物「玄武・白虎・朱雀・青龍・麒麟」もそうです。
季節も「春・夏・秋・冬」のほかに季節の変わり目18日間を「土用」と呼びます。春、秋、冬の土用は廃れてしまいましたが、立夏直前の18日の夏の土用は風習や文化として残っています。江戸時代夏の間は誰も食べることのなかった鰻屋のご主人のボヤキを聞いた平賀源内さんが「土用の丑の日に鰻を食べる」という日本で初めてのキャッチフレーズを作り、鰻を食べる習慣ができたのも夏の土用が文化として生き残る原因の一つかもしれません。
さて、この時期の海は、「土用波」と恐れられています。これは、日本の周辺は穏やかでも、南の大海の中では台風が発生していて、その大波が日本の海岸まで来るからです。天気はいいし、風は凪っているし、絶好の海水日和、なはずなのに、注意を喚起する黄色い旗や遊泳禁止の赤い旗がはためくのはそうした遙か南洋の台風が影響しています。見える危険には人間は注意しますが、見えない危険には案外不注意なもの、海岸の方は気を付けて下さい。


ペテン師はペテン師でござい、と言ういでたちでもないししゃべり方でもありません。誠意にあふれている容姿であり言葉でもあります。だからこそ引っかかってしまう人が後を絶たないのでしょう。
海もそうなのかもしれません。台風の荒れた海ではだれも泳ぐことはありませんが、端が黄色や赤でも静かな海だったら大丈夫だろうと気が緩んでしまうものかもしれません。
でも、それが危ないことは繰り返し喚起することは大事なことかもしれません。
台風が続々と発生しています。野宿を余儀なくしている人だけではなく、夏休みです。レジャーの方々も十分気をつけてほしいものです。

7月27日のパトビラ(№988 - 先進国トップクラスの国民全部の貧困 -)

毎週、野宿を余儀なくされている方(ホームレス)のところを訪問する際に持っていくパトビラ、今日はこんなことを書いてみました。

『ホームレスはどこへ行った?17年は5534人、13年比33%減少』23日J―CASTは報じています。あわせて昨日行われた横浜寿町で活動している日本キリスト教団の地区センター主催の講演会の講師藤田孝典氏は「下流老人」と言う言葉を紹介し、ここ近年特に単身となった高齢者は年金等だけでは生きるのが難しいという数字を示して話されました。日本の貧困率(単身者は125万円以下、2人世帯は170万円以下等)の家庭は16.1%と非常に高く、こうした家庭ですとエアコンの使用をあきらめてしまう日も増え、救急車の出動が増える結果になったりします。特に高齢者の貧困率19.4%というのはOECD加盟国でもワーストクラスの比率です。野宿生活を余儀なくされている方は減ったかもしれませんが、実は日本中が貧困化しているのです。それでもこの国の為政者はやれオリンピックだ、やれ大阪万博だと、目の前の国民の福祉には見て見ぬふりしています。
さて少し先の話ですが、8月8日に小田原市と意見交換の場を設ける運びとなりました。参加なさりたい方、意見を伝えてほしい方いましたら僕らの方によろしくお願いします。


このBlogでもご紹介ました地区センター主催の講演会
近々に著書<下流老人>を購入したならあわせてレポを書きたいと思っていますが、単身者なら月額10万余、2人世帯なら14万円。年金世帯になったら僕ら夫婦もそういう金額、つまりは下流老人の仲間入りです。
人のこと構ってる場合じゃない、と言われるかもしれないけれど、そして過日大阪行った時に友になった方と飲みながら話したことかもしれないけれど、今他人に構うことで自分の知識になるのです。そして知識がつくと「いや、この政治はおかしい」と思えるようになるのです。そしてそうした人が増えれば世の中よくすることも可能です。
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